デイヴィッド・カヴァーデール

昔聞いたハード・ロックの周辺を聞いてみるシリーズ2回目はデイヴィッド・カヴァーデールである。完全にヘヴィメタ化する前のホワイト・スネイクならそこそこ聞いていた。そのホワイトスネイクとディープ・パープルとの間にデヴィカヴァのソロがあるというので聞…

Why Dontcha

ウェスト、ブルース& レインというバンドがある。がクリームのプロデューサーもしていてフェリクス・パパラルディ結成したマウンテインというバンドがあるのだが、解散した後にそこにクリームの・ジャック・ブルースが入るような格好で結成されたトリオ。1枚…

ヴォランティアーズ

休みはいるまでって、まだ仕事が終わっていないから休みじゃないのだが、この間にろくに入ることもなく、音楽を聴くこともなかった書斎が、少しばかり片付いて足の踏み場ができたので、音楽をかけながら、仕事をしながら音楽をきいていたら、流れているこの…

応仁の乱

売れているというし、前著が面白かったので購入。こんな地味なほんよく売れるな。中公新書はこういうの出しますよねという、専門書なみの重厚感のある内容。なにしろ、応仁の乱を興福寺から説き起こし、山城の国を中心に据えながら全体像を見渡そうという構…

ダーク・マネー

ダーク・マネー―巧妙に洗脳される米国民 作者: ジェイン・メイヤー 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2017/01/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

モンク・スタディーズ

某番組で聞いてモンクをこんな風に解釈すんのか、面白いなと思って購入。ハモンドは悪くない。しかし、とおして聞いてみると心地よいバカテク・フュージョンみたいな感じで気持ちいいだけでいささか退屈してくる。RTF(チック名義は別)なんかでもとおして聞…

プライマリーバランス亡国論

本書の結論を簡単にいうと「負債こそが成長の源泉である」。財政規律を重んじるべきと考える人からはマユをひそめられそうだし、同様にある種の人にはマユをひそめらる、そこには私も含まれる、育鵬社の本である。 だが、直感的に考えると、景気の悪いときに…

アート・リンゼイ

いつも仕事とかぶって行けないアート・リンゼイ、今回、京都遠征をすることにして初体験。最前列から三列目ぐらいでじっくり音楽を堪能できた。バックはキーボードに、ベース、ドラム、パーカションで、アート・リンゼイのギターとヴォーカル。ベース、ドラ…

スティング

ライヴとしては悪くなかったが、ってかよく声出るな〜、と思いつつ自分が期待していたものとはいささか内容が違っていた。まあ、ポリス主体になるのは仕方がないが、一曲目からポリスの曲で始まるとは思わなかった。ポリスの曲をやるとどうしても、ポリスの…

花森安治の仕事

花森安治の仕事 作者: 酒井寛,装画:安野光雅,題字:大橋鎭子 出版社/メーカー: 暮しの手帖社 発売日: 2011/09/23 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 1人 クリック: 47回 この商品を含むブログ (5件) を見る

サラエヴォの銃撃

『サラエヴォの銃声』というから、私はてっきりサラエボ事件の映画だと思っていた。第一次世界大戦から100年ということで様々なイヴェントや書籍が刊行されたのはわりと最近のことである。年をとると時間のたつのが早いというが、アタマのなかh2,3年…

地点「忘れる日本人」

ここのところ遠征できずにご無沙汰だったが久々の地点。『忘れられた日本人』なら宮本常一でしょうが、これは「忘れる日本人」。もちろん宮本常一を意識しているでしょう。舞台の真ん中には大きな木像の船があります。回りは糸で囲ってあり、内と外は別の空…

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展 16世紀ネーデルラントの至宝 ― ボスを超えて ―

開催日二日目だからかなり混んでるかなと思いきや10分待ち。しかも、今日はお年寄りは無料と来ている。初日はもっと空いていたそうな。1時間待ちは覚悟してたんで拍子抜け。「バベルの塔」じゃインパクト弱いんですかね。しかも、出展されているのは「バベル…

ラ・ラ・ランド

評価のわれる『ラ・ラ・ランド』見てきた。最近、花粉症もあって映画館行っても寝てばかりなのだが、これなら寝ないだろうと。音楽にかかわる点を保留したうえでかなりよい映画だと思った。『セッション』と同じ監督なんですね。また、あのオヤジもでてきた…

奄美文化の近現代史

御恵投ありがとうございました。 奄美文化の近現代史―生成・発展の地域メディア学― 作者: 加藤晴明,寺岡伸悟 出版社/メーカー: 南方新社 発売日: 2017/03/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る いずれも面白そうな本です。が、ま…

ワークプレイス・スタディーズ

御恵投ありがとうございました。 ワークプレイス・スタディーズ:はたらくことのエスノメソドロジー 作者: 水川喜文,秋谷直矩,五十嵐素子 出版社/メーカー: ハーベスト社 発売日: 2017/03/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を…

鏡と仮面

最初に読んだときはありきたりのことしか書いてないなと感じたし、今の研究水準から言えばそうなのかもしれない。しかし、必要があって読み返してみたら、この本、シンボリック相互作用論の文脈では、相互作用にアイデンティティの問題を組み込んだ学史上は…

「ミュシャ展」

でも、並ばずに済んだから、「ミュシャ展」も行くことにした。ミュシャというともう固定したイメージがあるからいいやと思ったのだが、スラヴ叙事詩20点という大作が見られるというので予定変更。たしかに、この20作というのは凄いですが、同時に「民族の…

草間彌生展「我が永遠の魂」

招待券もらったから並ばずに入れたけど(しかし、同じ新聞取ってても私はそんなものもらったことないぞ)、チケット売り場も会場もスゴイ人。会場に入ったところに拾いホールがあって、ここにあれは妻有にあるオブジェとかかな、それからおそらく以前ドキュ…

Teen Beat vol.4

Teen Beat 4 アーティスト: Various Artists 出版社/メーカー: Ace Records UK 発売日: 1997/09/23 メディア: CD この商品を含むブログを見る

He-said-She-Said

やっと読み返せた。物語り論を社会学でやりたければ、この本のセクション4は必読だと思われるのだが、どれぐらい参考にされているのだろうか。この本にかぎらず、グッディン&グッディンの仕事は重要。 He-Said-She-Said: Talk as Social Organization amon…

Teen Beat vol.2

今日のヘヴィロテ。ロイ・ブキャナンのデビューシングルが入ってます。 TEEN BEAT VOL.2 アーティスト: V.A 出版社/メーカー: ACE 発売日: 2004/05/11 メディア: CD この商品を含むブログを見る

ヒッチコック/トリュフォー

きっとボクと同じ頃のそこそこそこの映画好きはきっとこんなことをしていたんじゃないかと思う。高いな高いなと思いつつ、『ヒッチコック/トリュフォー映画術』を購入して、いったん通読して、それからはテレビでヒッチコックがかかるたびに映画を見ては、…

The Self We Live by

まあ、一応、読むべき何だろうなと思って随分前に買ったんだけど、ぺらぺらめくって読むかぎり、あまり面白そうじゃなかったので、そのまま放ったらかしておいた。一ページに何人もの研究者の名前が出てきて議論が進むような本って好きじゃないんだよね。参…

自己への物語論的接近

この本、昔読んで分かったようで分からなかったのだが、 1,自己は自分自身について語ることを通して生み出される 2,自己物語はいつでも「語り得ないもの」を前提にし、かつそれを隠蔽している。いま読み返すともうこの時点でターミノロジーが気になるな…

アウトサイダーズ

新版が出てるんですね。ただ、これも原書必須。訳は読みやすいけど訳語は吟味する必要がある。 集団の合意に基づく規則に則って生きることが期待できない人物:アウトサイダー。 逆の判断も可能、オマエこそ。規則の多様性、法からインフォーマルまで。執行…

G・H・ミードの社会学

プラグマティズム。相互作用は創発する。 有機体は個体ごとに環境を創発させる:有機体の衝動が刺激を選択し反応を引き出す。反応することで行為する対象を、つまりは環境を作り出す。この選択能力が知能と呼ばれる。人間の知能は反省的で有り、刺激の選択を…

社会心理学の源流と展開

議論のまとめ方に粗密の差はあっても面白い本。コントは心理学を実証段階に達している生物学と社会学のセットで考えるんだね。他方、スペンサーは個人の進化から社会の進化へと時系列的に移行する。こういう発想があったから一時期、ああるいは今でも、人類…

ポピュリズム

現状に見合ったものかと言えば、足りない点も多いが一読に値する本。ネオリベラリズムとポピュリズムの結びつき。組合、行政といった既得権層を打ち、労働者の支持を取り付ける。ねじれ(ブレグジット)。結局、なされるのは既得権の再配分にしかすぎないの…

ハドソン川の奇跡

イーストウッドの新作といえば、必ず公開週には駆けつけていたのに最終日に駆けつける体たらくである。この間見落とした作品も多い。いや、そんなこともなくイーストウッドである。いつもながら自然な感じでゆったりと話は進んでいくのが心地よい。これも、…