2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

青木昌彦

ブックオフで見かけて、ブント時代のことも書いてあったのでついつい買って読んでしまった。経済学の泰斗の名前がいろいろ出てくるのは、当然のこととして、オルグされたのが廣松渉だったとか、高橋悠治が中学時代の友人だとか、ディランとのすれちがいとか…

笠松宏至『徳政令』

今頃、この名著を読んでいる。 われわれにとって法律というのはかなり身近なものであるはずなのであるけれど、法律そのものに身近に触れる機会というのはそうそうあるものではない。それでも、六法をひけばどんな法律があるのかわかるし、それなりに努力すれ…

保坂智『百姓一揆とその作法』

「近世社会には、百姓らが武器を持ち権力と戦闘するのが一揆である、という認識が存在し」(7頁)、その掉尾を飾るのが「島原・天草の乱」であり、「島原・天草の一揆は、その発生当時一揆として認識されていた」(5頁)。 こうして「一揆」と呼ばれる民衆運動は…

ベーム=バーヴェルク『マルクス体系の終結』

今年はマルクスがらみで、いつもとは違う方面の本を読んでみた。ということで、みてみたのはベーム=バーヴェルクの『資本論』批判。議論がよく整理されていておさらいに便利だった。で、ベーム=バーヴェルクによれば、『資本論』の第1巻と第3巻のあいだに…

スガシカオ

彼の詞についてちょっと触れたからといってライヴまで行くとは思っていなかったのだけど(だって、どうせオールスタンディングになるんだろうし)、チケットをとってもらえたので行ってしまう。なかなか楽しいライヴだったんだけど、最初のころとは音楽性が…