2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『素人の乱』

知らないうちに以前ちょっと言及したことのある松本哉がらみの本が二冊も出ているではないか?あら、こんなイベントもやってたとはちっとも知らなかったよ*1。しかし、この本というか、デモにしても選挙にしても楽しそう。 貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法作…

柳家小三治独演会

実は生で小三治を見るのは初めて。「青菜」と「湯屋番」を演ってくれました。相変わらず枯れた感じなんだけど、最後は爆笑してるんだよね。小三治というと、おそらく某国営放送でやっていた「お好み演芸会」(だと思う)の大喜利で司会をやってたあたりまで…

「日本の塩はまずい!」

あれは主成分が塩化ナトリウム九九・三%から九九・九%です。---。つまり、これははっきり言って純粋な塩化ナトリウムなのです。---。実は塩化ナトリウムは塩ではないのです。塩だとわれわれは思わされているのです。あれは塩化ナトリウムという薬品なんで…

勅使河原三郎 Here to Here

最後のあがきにテッシーの「Here to Here」を見てきた。再演だけどボクは初見。「Here to Here」、このタイトルを見て、ボクが初めて行ったテッシーの舞台である「アブソリュート・ゼロ」のことを思い出した。「Here to Here」ってどう訳せばいいのか困るが…

赤塚不二夫

赤塚本はすでにいろいろとございましょうが、たまたま目についたものでとりあえず買って読む。ボクと同じくらいの年代で、子どもの頃「太陽はどっちから昇るの」と聞かれたら、「西から昇ったお日様が東へ沈む」とアタマのなかでくちずさんんでから、「東」…

ジルベルト・ジル

相変わらずちらほらブラジルものを聞き続けているのだが、東京にはジルベルト・ジルが来るんだな。いいなと思っていたら、こんな企画があることが判明。整理券をもらって行ってみた。8時から4000枚配られるという整理券、ジルの時間は16時からなんだ…

思うに、

さしあたり死刑制度の是非はおくことにしても、法務大臣は自分が執行命令を出したんだから、その顛末を責任をもっと見届けるべきではないだろうか?毎回、刑場におもむき死刑執行の過程をちくいち検分すること、それぐらいやったうえで何かを語ってほしい。…

ダーク・ナイト

バットマンなんてと思ってたけど、評判がいいので見に行ってみた。アクションもすごいけど、ストーリーもすごい。というか、(ヒース・レジャーの遺作になる)ジョーカーがすごい。結局、バットマンはジョーカーに勝てないわけだ。出だしの銀行強盗シーンに…

佐藤道夫『検事調書の余白』

佐藤道夫といっても、どれくらいの人が覚えているだろうか?たしか、二院クラブの比例区に出て当選し、その後、民主党に移ったはずだ(もう引退したけれど)。当時、なんで青島幸男はこんな人を引っ張ってきたんだろうと思ったが、その後、たまたま国会で彼…

燐光群『サザン・アイランズ』

日本、沖縄、フィリピン。この三つを二つのグループに括れといわれたらどのように括るだろうか?燐光群とフィリピンの国際交流プログラム『サザン・アイランズ』を見てきた。 三本連作上演で、一本目「虎の杖」では沖縄、フィリピンそれぞれでの基地について…

小此木啓吾『シゾイド人間』

高校生当時、流行ものということでモラトリアム人間ぐらいは読んだものだが、その先が続かず、今頃になって『自己愛人間』を読み、さらにこの本もと思ったものの絶版。たまさか古本屋で見つけて読了。思うに、やはり小此木さんって凄かったんだというか、先…