2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

社会問題の構築

今読み返すと分かったようなわからないような本だな。課題は「社会問題」をどう定義するか。社会解体を問題にする機能的原因論アプローチ。どうすれば事象がシステム要件に抵触することが説明できるか。社会解体論は実際なにをやっていたのか?規範的アプロ…

アウトサイダーズ

逸脱は社会によって生み出される。「逸脱者」であることと「逸脱行為」をすることは必要十分な関係にない。逸脱してもそう扱われないこともあれば、逸脱行為なしに逸脱者あつかいされることもある。そもそも「容疑者」というのはそのような概念である。人々…

シンボリック相互作用論の世界

19章もある。どれも簡単すぎてアタマに入らない。とりわけ批判的な議論は論点を詰め切る余裕がないんじゃないかな。 シンボリック相互作用論の世界 作者: 船津衛,宝月誠 出版社/メーカー: 恒星社厚生閣 発売日: 1995/09 メディア: 単行本 クリック: 2回 この…

実験室としての都市

というわけで、なんか気になるのでパークも読んでみた。一部、下線が引いてあり、購入時に読んでいるらしいのだが、ってか院試の時もシカゴ学派のお勉強はしているはずなのにまったくアタマに入っていないことを思い知らされている。しかし、いまやよい値が…

産業化論再考

未発表草稿を書籍化したもの。内容的には途中で結論が見えてしまったものをたらたら読んでいくので退屈してしまうのだが、執筆当時発表されていれば、ここで展開している議論の含意も、これだけ丁寧に書かなければならないわけも理解できる。読みながら思い…