2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ガロア

というと、昔、読んでインフェルトの本を思い出すのだが、いまだに群論の発想はなんとなく分かっても詳細はよくわからない。の詳細な伝記としては面白かった。ガロア―天才数学者の生涯 (中公新書)作者: 加藤文元出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/1…

断食芸人

もちろん、原作はカフカで「掟の門」や「審判」からの引用もありますが、ここでは断食芸人は空虚な中心として、天皇に類比されてしまいますな。くだらないな話だなと思いながら見つつ、そうこれはくだらない話なのですよ。燐光群の役者さん他がでていました…

牡蠣工場

船に出るのは男ですが、牡蠣の殻向きは昔六つやって嫌になったことがある。これはもっぱら女性の仕事なんですね。そして、牡蠣工場の後つぎはというと、息子ではなく、三陸から同じ仕事を求めてきた人だったり、中国から出稼ぎにやってきたり、その他ちらちら…

砂糖のあまくない話

「スーパー・サイズ・ミー」に続くお馬鹿な映画。でも、広く見られるためならこういうのも仕方がないかな。脂質だって、炭水化物だって、糖質だって腹の中に入れば似たようなもんじゃないかという思いきやそうじゃないという話なんだな。やはり、糖分の過剰…

就活原論

あまり、期待せずに読んだら毎度の話でもあるけれど、なかなか面白かった。学生は読んどいて悪くないと思う。たあだ「ひとかどの人物」になるというのはな〜。昔ながらの話でいえば、一通り仕事ができるようになってようやく「ひとかどの人物」になれるかど…

社会学入門

やっと今ごろ読んでいる。基本的には『モダンのクールダウン』の路線なのね。わりと前半は納得して読める部分が多かったけど、ドーキンスやスペルベルを使うぐらいなら、素直にルーマンを使えばよいのにと思ってしまいました。 社会学入門 〈多元化する時代…

チャイナ・ゲイト

二本続けてみると、まず、気づくのは女性のきれいなおみ足ですな。あるいは大仏。それはともかく、で、それがナット・キング・コールの足につながる?それから、これもある種のトラウマものである。作戦に参加する外人部隊の兵士はいわば反共連合軍になって…

ショック集団

精神病院で起きた殺人事件の犯人をつきとめるために記者が「狂人」を装って入院して、自分が「狂人」になってしまうという筋立て(しかし、最近は「きょうじん」と売っても「狂人」と変換してくれないのね)。を、明かしてしまったところでちっともこの映画…

大久保怜のナツメロ

そういえば、ナツメロなんて言葉あまり聞きませんねって、私がテレビを見ないせいかもしれませんが、ここに出てくる人物の名前のかなりはさしてなじみもないのになぜか知っており、歌も少しは聴いているはずだ。といっても、親が見てる番組を子どもながらに…

志らくのフルコース

前座の志ら鈴さんの「牛ほめ」で、中入り前にかかったのが、なんと「源平盛衰記」。生で聞くのは、もちろんはじめて、話のなかに何を放り込むかがすべてのような地噺。意外と内輪ネタが多く、それはそれで面白かったけどお、語りの部分はすらすらとはいきま…