2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ソロモン・バーク

今年のジャパン・ブルース&ソウル・カーニヴァルのとり。これが初来日。でかいとは聞いていたが、ホントにでかい。フロアの脇から車いすでやってきてリフトでステージにあげて、また車いすで「玉座」に移動する。車いすに乗ってるからって、やわってわけじ…

個人情報の二次利用

たしかに、無用な勧誘電話は減ったけど(でも、まだある)、個人情報保護法って一体何の役に立っているのか疑問に思うところがある。大学じゃ学生の名簿作ることすら腰が引けてできないのに*1、商業上得られた個人情報の二次利用に関してはきわめてゆるい。…

「歴史修正主義の完成形態」

歴史好きの知人との会話から。曰く、大河ドラマを見ていると出鱈目ばかりで面白くないと。ボクが大河ドラマを見ていたのははるか昔のことだが(ある種のPCせいでストーリーがホーム・ドラマっぽくなってから見なくなったように思う)、宮崎あおいが出ている…

松本隆

某国営放送局で、松本隆をとりあげた番組をやっていたのでいくらテレビ嫌いでもこれぐらいはという感じで見てしまった(ついでに昔の特番も再放送する気はありませんかね?)。当然、おそらくはアイドル歌謡の最高到達点であろう、松田聖子が中心になるのだ…

「武士道シックスティーン」

これ面白い。ケーキ屋のカット割り等々うまくできてると思った。

「アリス・イン・ワンダーランド」

雑務で死にそうな一週間だったので、一日ぐらいは---。ティム・バートンのわりにはあんまり気持ちわるくなかった。基本的には苦手なんだけど、やっぱりここまで作り込むのは流石。もちろん、3Dでは見てません。

『近代政治哲学入門』

そういえば、前にこんな本を買ってたんだっけと発掘して、とりあえず必要なところだけ読んだ。そしたら、面白かった。本を買ったらその場でパラパラとでも読んでおかないと、そのまま記憶の底に沈んでしまいかねないから注意しなければ。しかし、注文した本…

ロメール、ロメール、ロメール

この1週間ほどエリック・ロメールの追悼上映が行われており、全部で10本ほどかかっていた。ヌーヴェル・ヴァーグの云々って言われてたから、学生の頃、機会があればロメール作品を見るようにしていたのだが、水着のお姉ちゃんが出てきた以上の記憶があま…

河合幹雄『安全神話崩壊のパラドックス』

出た頃それなりに話題になった本。今頃必要が出てきて読んでいる。最初に、日本の治安は悪化していないという、知っている人なら知っているけど、知らない人は知らないことをかなり立ち入ったデータの分析で明らかにし、それでも、体感治安の悪化をはじめ、…

奥井智之『近代的世界の誕生』

私が調べかけていることと同じようなことを考察した本ではないかと思って読んでみて、「家」という話が一言も出てこないことにちょっと困惑しているのだが、実際のところはいかがなものであろう。 日本における私的なものと公的なものの、おのおの、思想的な…

北川純子編『鳴り響く性』

これもお仕事読書。ポピュラー音楽って、女性のセクシュアリティを考えるうえで興味深い素材になりそうに思えるので、関連しそうな部分をメモしておくことにする。 まず、ヴィジュアル系コスプレイヤーについて 彼女たちはコスプレ集会という場において、単…

メタル・マシーン・ミュージック

何をいまさらと言われればそれまでですが、ついにルー・リードの『メタル・マシーン・ミュージック』を購入。はじめて全編とおして聞いてしまった。気持ちイイ。無限大の幻覚~メタル・マシーン・ミュージック(紙ジャケット仕様)アーティスト: ルー・リード出…

田中正司『市民社会理論と現代』

お仕事用の読書としておさらいに有益だった。ここでは、スミスとヒュームを比較して、スミスの同感理論を評価したた部分をメモしておく。しかし、スミスは触れれば触れるほど面白い。 スミスの同感は、このように、ヒュームのそれのような観察者の立場からみ…

ゲーデルの哲学

こちらは、ゲーデルの不完全性定理がどんなものか具体的なイメージをつかむのに有益な本だった。昔仕入れた知識が生半可さがよく分かった。いまでもそうだろうし、ある意味、それでかまわないのだが。最後は神の存在論的証明をやっていたというのもどんなも…

『土一揆の時代』

ちょっと目算が外れたが、入れておいてよい知識だと思った。 もともと「土一揆」という中世の言葉は、徳政を要求して蜂起する土民の集団にも、戦争のために動員された土民の集団にも区別なく用いられた(7頁)。 乱世の民衆は積極的に戦況に介入し、有利なほう…

『戦国大名と一揆』

一昨年書いた論文の積み残しの勉強を昨年に引き続きこの休みに少し。論点がよく整理されて便利。しかし、これいつか身を結ぶのだろうか?まあ、これもリハビリの一環ということで、この本で確認される基本線は以下。 武家社会においても、一族一揆や国人一揆…

『CDは株券ではない』

大塚愛はアニメ声である。とても、納得。はじめて聞いたときからずっと感じていた「なんだろう、これは」という違和感が一発で解消しました。ORANGE RANGEの評価も面白い。たしかに、音楽にかぎらず、沖縄ってポスト・コロニアルっていうか、ある種の「オリエ…