2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

QCって業務じゃなかったんだ(ただし、2時間の残業分はのぞく)

http://www.asahi.com/national/update/1201/NGY200711300006.html 戦後の一時期には、職場内サークルの可能性が論じられたりすることもあったわけだが、それは遠い昔。いまやあまり使われることのなくなった言葉だが、サークルって一体なんだったんだろう、…

「理想」の教育(?)

教職用科目の課題だとかで学生にインタビューされる。こんなことまず尋ねられることがないので、答えたことを整理しなおしてメモ。あなたの教育理念はなんですか? えっ。そんなものはないよ。自分がこれまでやってきたことがあるなかで、なんらかの科目の担…

マクドナルドを横目で見つつ

非正規雇用が増えるってことは、この手の内部告発が増えるってことでもありましょうな。使い捨てのバイトがバイト先に義理立てしなきゃいけない理由なんて何もないでしょう。でも、そもそもこの手の問題って、市場競争が激化すると、情報の非対称性を利用し…

松江哲明『セキ☆ララ』

http://seki-lala.com/ 松江哲明作品を二つ見て、この人他にどんな作品を撮ってるんだろうと気になったので、世間的には評価の高いらしい『セキ☆ララ』も見に行ってみることにした*1。思うに、これが一番いいんじゃないかな? 前のところでも書いたけど、AV…

あいかわらずダライ・ラマ来日の扱いは小さい

ダライ・ラマが来日しているらしいのだが、相変わらず新聞には小さくしか載らない(テレビはどうだったんだろう?見ないから分からないけど)。おそらく中国政府を意識してのことなんじゃないかな。でも、新聞が気をつかうことはあるまいと思うのだが。もっ…

『童貞を。プロデュース』

http://virginwildsides.blog111.fc2.com/blog-entry-12.html 噂の『童貞。をプロデュース』が名古屋で三日だけ夜一回の上映。というわけで、シネマスコーレへ。初日の今夜は松江監督来訪ということで、混んでそうだからやめようかと思いつつぎりぎりに行っ…

なぜかマッキー

槇原敬之ってときたま耳にする楽曲を聴いていると、きれいなメロディだなとは思うけれど、詞の世界があまり好きになれないなーというのもあって、デビュー当初からのイメージがあまり変わらないまま、ここまで来ていた。でも、たまたま新作をフルに聴き通す…

岐阜県現代陶芸美術館

招待券を手に入れ、何となく気になるので、岐阜県現代陶芸美術館*1の「じゃんけんぽんの考え方 勝ち負けのない共存」へ行ってみることにした。ネーミングはちょっとあれなのだが展示そのものはとても面白かった。そもそも陶芸というとどうしても何百年前の織…

カタカナ書きのワールド・トレード・センター

燐光群*1の新作が『ワールド・トレード・センター』だと聞いたとき、なんでまたワールド・トレード・センターなんだと思った。しかも、この作品の登場人物の大半は日本人、話される言葉もかなりは日本語で、あとは少々の英語。もちろん炎上するワートレなん…

他者の言語

学会後の予定だけを敢行して、秋の静岡へ 『王女A』(作・演出:松田正隆 演劇ユニット水蜜塔) 全編モノローグで展開する。モノローグといっても舞台上の俳優が客席に語りかける一人語りのようなものではない。誰かに語りかけるときのような間がほとんど感…

渋さ知らずオーケストラ

今週は楽しくないこと続きだったので、草臥れて学会行きをやめた勢いでついつい踊りに行ってしまった。もちろん、ダンサー+ふんどし兄チャンつき。メンバー全員ステージにのりきれるのかしらんと思っていたら、脇にもステージを作って踊っていましたよ。以前…

「アンハッピーマンデー」は聞き飽きた

朝日の土曜版が紹介している記事によれば、「ハッピーマンデーを楽しんでいない人」は67%で、楽しんでいる人は33%(ただし、朝日のbeモニターに登録している約4400人のうち2523人が回答した数字)。教育関係に従事している人にとっては、ハッピーマンデー…

井土紀州『ラザロ』三部作

井土紀州の『ラザロ』三部作(『蒼ざめたる馬』『複製の廃墟』『朝日のあたる家』)を見てきた。ちょっと前に『ブラック・スネーク・モーン』と『ブレイブ ワン』を見ていたことがよい伏線として働いてくれた。前者を見ていれば、なぜマユミがラザロなのか分…

「永田洋子は私だ」

学生がゼミで、西村光子『女たちの共同体』(社会評論社)という本を紹介してくれた。この本のなかに田中美津が「永田洋子は私だ」と言っていたというくだりがでてくる(らしい)。ボクはこの話をまったく知らなかった。だが、ちょっと考えてみれば、どうみ…

「村上春樹においては自意識の屈折がジャズとの出会い方なのだ」

小野好恵が中上健次との対比で村上のジャズ観を記した一文(25頁)。中上健次がアルバイト・アイラーをはじめ、フリー・ジャズにこだわりを示すのに対して、村上春樹がむしろフリー・ジャズを拒絶し、ウエスト・コースト・ジャズに向かうところから引き出され…

片山広明with渋さチビーズ

というわけで、渋さ知らずだと、不破大輔はベースを弾かないので、どんな感じのプレイをするのかと行ってみたわけだが、他のメンバーも含めて、よかったよかった。ゲストにヴァイオリンも入って、ハイブロウなプレイが繰り広げられる一方、リラックスして笑…

『ブレイブ ワン』

夜は草臥れて何もする気になれなかったので映画を見に行ってしまった。この映画の特徴をストーリーから捉えようとすると、それこそダーティ・ハリーみたいとかいろいろその手のものを挙げることもできるわけで、どうってことない感じがするのかもしれない。…

『ブラック・スネーク・モーン』

東京から戻って夜の映画館へ直行。@名古屋シネマテーク。評判通りの傑作。サイコーにオススメ。これがブルーズでしょう。 この映画が素晴らしいのは、(もちろん、それだけではないが)凡百の癒し映画とは違って、ある意味では、決して誰も癒されることはな…