2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

正しく負けるために−『僕たちの好きだった革命』

なぜか今月は芝居づいていて、昨日は『僕たちの好きだった革命』を見てきた。仕事場から直行でちょっと遅れていったのだが、2階は結構空席あり。でも、話が話なのでけっこう入り込んでみてしまった。これも68年もの。69年の学園闘争で機動隊と衝突して負傷…

あまり話題にならない助教制度

今日の『朝日』の夕刊を見ていたら、今ごろになって大学での助教制度の導入のことが書かれていた。助手とは研究教育の補助のための業務として置かれている職務で、本来は講義を担当できないことになっているらしい。だが、これが実態にそわないということで…

わかっちゃいるけどやめられねえ

青島につづき、それともJBにつづき(?)、植木等が逝ってしまった。合掌。 植木等の歌声ってホントにクレージーだったし、それこそ、ジョン・ライドンに匹敵するぐらい挑発的だったと思う。 しかし、当時、クレイジーはどんな風に受け取られていたのだろう?…

『恋人たちの失われた革命』

って、原題はLes Amants Reguliersだった(「生真面目な恋人たち」とでも訳せばいいのかな)。フィリップ・ガレルの68年ものということで見に行く。もっとも、前の用事におされてすべりこみセーフで映画館に流れ込んだので、いささか体力負けした感じ。ゆっ…

「セロ弾きのゴーシュ」再訪

で、少しあいだがあいたが、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を再読してみたことはいうまでもない。考えてみれば、少なく見積もっても15年ぶり以上にはなる。よく知られているように、この話は三つのパーツからなり、オーケストラのリハーサルと演奏会のシ…

Bodies That Matter

わたしにはもともと演劇を見る趣味などなかったのだが、それでも名古屋に来たら一度くらいは北村想、脚本・演出の芝居を見てみたいと思っていた。それは昨年末に「Goin' Home」という日本国憲法を扱った芝居を見てかなえられた。これがなかなか面白かったの…

No Direction Home

やっと名古屋でも公開され、見て参りましたよ。ボブ・ディランの伝記映画『No Direction Home』。この映画は、ディランのデビュー前からオートバイ事故を口実に隠遁生活を始める前までを扱ったもの。しかし、1週間14回しか上映しないとは、これでは2度行…