2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

The Who :Thirty Years Of Maximum R & B

私の最近の愛聴版はこれである。アマゾンの評を見てると音が悪いとか、大半のボートラはオリジナル版で手に入るとか評価は低い。しかし、この曲の並べ方、メンバーのしゃべりも交えたつなぎ方、ヴァージョンの選び方、リミックスの具合を鑑みると、むしろ、…

ベーシックインカムは究極の社会保障か

玉石混淆。BI批判は、あんまりBIに関係のないというか、現行の社会保障の不備をもっぱら問題としている。その中で目立つのは後藤道夫がニーズに基づく現物給付とニーズに依存しない現金給付(たとえば介護保険)の区別。しかし、BIを導入することは必ずしも…

聞き書 宮沢喜一回顧録

過去かつての大物政治家と一緒に仕事をした宮沢が彼らをどうみていたのか、講和・安保とプラザ合意をどうみていたのか等々。面白い。中村隆英先生が加わっているのもよい。先生の歴史本も折をみて読まねば。やっぱりアタマいいな。オヤジのサポートもあった…

この経済政策が民主主義を救う

欧米では金融緩和、保守が緊縮派。新古典派の考えとは違って、日本では賃金が下がっても不景気から回復しなかった。流動性選好(ケインズ)。安倍政権は選挙の日程を選んで、10%の増税を延期するために、8%増税後の景気対策を十分にしてこなかった。消費…

Noism 劇的舞踊vol.3『ラ・バヤデール−幻の国』

前に見たのが見世物小屋シリーズの作品で今度は劇的舞踏シリーズというわけですね。で、バレエの世界でいろんな演出で取りあげられてるようだけど見たことがない『ラ・バヤデール』を、しかも大ホールで上演する。というわけで、しばらくご無沙汰だったからN…

「健康格差社会」を生き抜く

社会階層に応じて健康格差があるというのは、直観的には分かる気がするけど(たとえば、日本人の体系の変化を考えてみる)、何がどれほどどう相関するかというのはなかなか想像がつききにく、いささか安易な説明に走っていると感じるところもあるけど、かな…

若者が《社会的弱者》に転落する

出たときは衝撃的だったのにいま読むと当たり前すぎるというか、旧聞に属するような話になってるな。当たり前か。 1,学校教育制度の拡充と青年期の登場。モラトリアム期間の延長。独身貴族・パラサイトシングル、親との同居。離家の遅れ:フリーターと未婚…

日本会議の研究

なんとか投票前に読了。だんだんとその存在が目立つようになってきた日本会議、いまや内閣のほぼ全員が日本会議やその類縁組織の関係者だ。そして、この日本会議がもとは「生長の家」に端を発する宗教連合であり、いまや日本遺族会は先細り、自民党最大の支…

英国ロイヤルバレエ団『ロミオとジュリエット』

マクミランの振付、で是非いちど見たいと思っていた英国ロイヤルバレエ団である。でも、『ロミオとジュリエット』かと一瞬おもってしまい、プティパの『ジゼル』も気になるけど、『ジゼル』は『ロミオとジュリエット』の応用編みたいなものだしと、やはり基…