現状に見合ったものかと言えば、足りない点も多いが一読に値する本。ネオリベラリズムとポピュリズムの結びつき。組合、行政といった既得権層を打ち、労働者の支持を取り付ける。ねじれ(ブレグジット)。結局、なされるのは既得権の再配分にしかすぎないのではないか?メディアの利用と企業体的発想(小泉政権)。マーケッティング。敵を作る。サヨク、エリート、レイシズム、抵抗勢力。従来の日本の文脈では、田中派支配とばらまき。
大衆民主主義と社会主義が民主主義の舞台に登場したところからはじまる。ネーション:平等と排除の原理。極右。ニューディール期のポピュリスト党。危機の時代に現れる。近代化、冷戦後、グローバル化、長期の不況。
ポピュリズムを考える 民主主義への再入門 (NHKブックス)
- 作者: 吉田徹
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2011/03/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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