2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

マルクス

「感性的であるということは、受苦するということである。それゆえ、対象的感性的な存在としての人間は、ある受苦的な存在であり、そして自分の受苦を感ずるがゆえに、情念的な存在である。情念は、自分の対象に向かって精力的に努力する人間の本質である」…

インサイド・ルーウィン・デイヴィス

相変わらずこればかり聞いている。インサイド・ルーウィン・デイヴィスアーティスト: サントラ,クリス・タイル,ナンシー・ブレイク,オスカー・アイザック,ボブ・ディラン,デイヴ・ヴァン・ロンク,オスカー・アイザック&マーカス・マムフォード,スターク・サ…

〈資本論〉入門

読みやすい本だが、必ずしも読み進めやすい本ではなかった。一つは私の知っているマルクスとはいささか違ったマルクスが描き出されている一方、話の展開がどうなるか読んでいてあらかじめ予測がつかないのだ。だから、なるべくなら『資本論』を傍らにおいて…

罪のてざわり

今回は、これまでとはかなり作風が違っていて、暴力をとりあげ、アクション映画のようなエンターテインメント性を感じさせるところもあります。しかし、主題は重い。かつて、この社会にも犯罪者にたいする同情の念というものがありました。犯罪者を犠牲者と…

インサイド・ルーウィン・デイヴィス

コーエン兄弟は最近あまり熱心においかけていないのだけれど、モデルがデイブ・ヴァン・ロンクだと言われればみたくなる。堂々巡りというか元の木阿弥という話なのね。考えてみると、デイヴィスがネコだと言われるシーンは象徴的ですな。その映像はいい意味…

プレイ・ピアソラ

ギターでピアソラを聞くならアサド兄弟でしょう。プレイ・ピアソラアーティスト: セルジオ&オダイル・アサド出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2013/01/23メディア: CDこの商品を含むブログを見る

マルクス

第2章は「ユダヤ人問題によせて」「経哲草稿」のあたり。相変わらず難しく、ひっかかるところもあるが面白いよ。とりあえず、ここを引用。 生の本質を規定して、生を最初から情動的なものとして構成している存在論的受動性においてそれらの諸様相は生起する…

マルクス

第1章は「ヘーゲル国法論批判」を扱った部分であり、学生時代の私が手に負えなかったものである。やっぱり難しいけど、これは面白い。とりあえず、ここを引用しておく。「『ヘーゲル国法論の批判』の逆説は、根源的現存の概念ー根源的現存においては形式と…

グランド・ブダペスト・ホテル

ウェス・アンダーソンの新作『グランド・ブダペスト・ホテル』。ウェス最高ってか。どんどんすごいことになっていくね。間にアニメを作った意義も大きな。なにせ、アレでアニメを作ってもウェス・アンダーソンはウェス・ダンダーソンであるということがはっ…

盤上遊戯の世界史

必要があって読了。しかし、ゲームの歴史はあっても、ゲームのプレイの歴史やルールの歴史というのはやはり難しいのかな。盤上遊戯の世界史 - シルクロード 遊びの伝播作者: 増川宏一出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2010/10/26メディア: 単行本購入: 1人 ク…

談春 大阪二夜 立川談春 三十周年記念落語会「もとのその一」inフェスティバルホール

自分が、この時期、どれほど忙しいことになるかなどつゆも考えもせず、地元でも同様の興業があるということも分からないまま、「芝浜」の例もあるし、これは大阪フェスじゃないとやらない興行だと思って二日分とも購入。先週末も出張でつぶれてるし、今週、…