2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧
開口一番に鈴々舎馬るこの「大安売り」で、三三さんの「権助提灯」「締め込み」と久々に聞くネタ。中入り後は『文七元結』。最近、『文七元結』聞いたばかりなのに、なんか全然印象が違う。いや、これが普通なんだな。先回聞いたのは立川談春のだった。ここ…
劇画家・辰巳ヨシヒロ(1935〜)、実はそれほど読んでいるわけではないのだけれど、劇画がそれまでの漫画とは違った線で、違ったストリーリを描いてきたぐらいのことは知っている。そして、今回、映画としてあらためて眼の当たりにした辰巳の目線はとてもク…
12章 資産家の方が、資産管理や投資のコンサルタントやアドヴァイザーを雇うことができるし、準備金が多い方が、容易にリスクをとったり、気長に待ったりできる。だから、資本の分配における急激な格差の拡大がこの先起こりかねない。そして、これにたいす…
久々のあがたさんのライヴ。前に行ったときは矢野誠さんと一緒だった。今回は前半はアコギで弾き語りで、トークも多めでしんみりとした感じで、途中からぶどうグレープというバンドをバックにしてバンド・スタイルの演奏。そして、また弾き語り。いやあがた…
相変わらずゴダールというのはよく分からないんだけど、映像はスゴいと思う。あの波の映像とかすごいし、水がずっと変奏されて出てくるな。それに、二度見るとさすがにここにあるストーリーらしきものがあることが見えてきて、思わず微笑んでしまったりもす…
で、これへ回る。しかし、この本、なんど読んでもわからないのである。相互作用システムの同一性判断って、どれほど相互作用システムの存立にかかわるのだろう?ルーマンは相互作用システムというまとまりは、居合わせている/不在であるという区別から特定で…
おフランスみたいな映像で、日本映画みたいな音楽がかかり、日本人と韓国人が英語で語り、韓国人とアメリカ人が韓国語で語るというスゴい設定。映像は美しく、時系列がわからないエピソードの並びはこちらにいろいろと考えさせてくれる楽しみがある。しかも…
もう一度見る機会にめぐまれました。狭山事件で無期懲役を受け、服役後の現在も無罪を訴え再審請求している石川一雄夫妻の日常を主として描いた作品。石川さんをとりまく人々、兄、なくなった両親とりわけ母親、そして獄とも(!)。冤罪の可能性がきわめて…
で、これにまた戻ると。集まりの構造―新しい日常行動論を求めて (ゴッフマンの社会学 4)作者: E.ゴッフマン,丸木恵祐,本名信行出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 1980/12/05メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 40回この商品を含むブログ (18件) を見る
本日はこれのおさらいをしました。しかし、ゴッフマンとの関係でこの本をさらう意味ってどこにあるのだろうと思いつつ、ルーマンの議論がそれなりに首尾一貫して時間的に展開されているのはわかるかもしれないと。社会の社会〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)作…
今日はこれのおさらいです。しかし、読みなおしてみて思ったんだけど、ルーマンは知覚レベルの「焦点の定まらない相互作用」と「焦点の定まった相互作用」の違いというのをあまり重視していないな。むしろ、「知覚」ないし「知覚の知覚」と「観察可能なコミ…
今日はこれのおさらいです。前著では、ガーフィンケル&サックスの「定式化」論文が参照されているのに、こっちでは代わりにというわけでもないが「会話の順番取りシステム」が採用されている。社会システム理論〈下〉作者: ニクラスルーマン,Niklas Luhmann…
相変わらず淡々と、でも書いていることはわりとふつうのことじゃないかな。だから日本はズレている (新潮新書 566)作者: 古市憲寿出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/04/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (23件) を見る
あらためて思い出してみれば前作『おとなのけんか』と同じ路線。最初に嫌みな感じの女が出てくるところまで(ポランスキーになにかあるのかな?)。演出家と押しかけでオーディションを受けにきた女優の関係が、脚本を読み合わせるなかでどんどん逆転してい…
ガキの時分、テレビで放映される西部劇を夢中でみていた(それだけじゃないけど)。追いかけていくのは、ジョン・ウェインであり、何よりもジョン・フォードであり、ハワード・ホークスであった。彼らがどれだけ偉大であるかも知らずに。 そんなジョン・フォー…
この二つをあわせて読む。というより、この二つをつきあわせて読むような作業はきちんと行われるべきです。しかし、両方とも訳文にひっかかってしまうな。社会システムと時間論―社会学的啓蒙 ニクラス・ルーマン論文集3 (ニクラス・ルーマン論文集 3)作者: …
話題の本を今頃読んでいるシリーズ。上告中の政治家の書いたものだからすべてを真に受けていいかっていうのはあると思うけど、まあ、事故が起こる前から同じことの繰り返しだったんだなという力が抜けるような話を確認できる。そして、いまも同じだな。とに…
こちらは何度目でしょう。社会構造とゼマンティク 1 (叢書・ウニベルシタス)作者: ニクラスルーマン,Niklas Luhmann,徳安彰出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2011/09/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (23件) を見る
2014年のマーク・リーボウのジャズ・トリオライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガードアーティスト: マーク・リーボウ・トリオ出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード発売日: 2014/08/06メディア: CDこの商品を含むブログを見る
こちらも話題の人(?)。水野和夫氏の本で手近に入手できたものを読んでみた。うむ。「所得の低下は、---、実際には先進国の交易条件が悪化したということが最大の原因」(26頁)。で、交易条件の悪化によって金融経済化が進行すると。71年のドル・ショッ…
この論文、なんかい読み返してるだろう。社会システムと時間論―社会学的啓蒙 ニクラス・ルーマン論文集3 (ニクラス・ルーマン論文集 3)作者: ニクラス・ルーマン出版社/メーカー: 新泉社発売日: 1986/07/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブロ…