2024-03-27 ブルーノ・ラトゥールの取説 読書 私は先に『アクターネットワーク理論入門』を読んのだが、『ブルーノ・ラトゥールの取説』の方が分かりやすいし面白いから、まず『取説』を先に読んだ方がよいだろう。モダニズム(対応説)/ポストモダニズム(構築主義)という二項対立を回避する形でノンモダニズム(ANT)の議論が、テクノロジー、科学、社会、近代、私たちについて展開される。アクターネットワークについても68頁あたりからの人間と銃の例がわかりやすい。 ブルーノ・ラトゥールの取説 (シリーズ〈哲学への扉〉) 作者:久保明教 月曜社 Amazon アクターネットワーク理論入門―「モノ」であふれる世界の記述法 作者:栗原 亘,伊藤 嘉高,森下 翔,金 信行,小川 湧司 ナカニシヤ出版 Amazon