ブルーノ・ラトゥールの取説

 私は先に『アクターネットワーク理論入門』を読んのだが、『ブルーノ・ラトゥールの取説』の方が分かりやすいし面白いから、まず『取説』を先に読んだ方がよいだろう。モダニズム(対応説)/ポストモダニズム構築主義)という二項対立を回避する形でノンモダニズム(ANT)の議論が、テクノロジー、科学、社会、近代、私たちについて展開される。アクターネットワークについても68頁あたりからの人間と銃の例がわかりやすい。