2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

人権という幻

ご本人の来歴もすごいし、中身も読み応えがある、識字というきわめて身近な問題から、「外国人」という「国民」の「外側」に出る問題まで、「同心円」状に広がる様々な具体的な問題を「人権」という得てして抽象的な話に流れがちな話と結びつけながら、憲法…

狭山事件の真実

冤罪説から話を組み立てているのでちょっと議論がゆるいなと思うところもあるが、現在、狭山事件の概要を知るためにもっとも入手しやすい本はこれかな。警察の取り調べのずさんさがよく分かる。また、事件に非協力的だった地区住民が、被差別部落から「犯人…

ハンブル・パイ

ハンブル・パイというとピーター・フランプトンとスティーヴ・マリオットのバンドと思いつつ、音楽的にはブルース、ソウル色の強いスティーヴ・マリオットのヴォーカルとヘヴィーなサウンドのバンドというイメージが強い。で、なんとはなしに買ってしまった…

「立川談春 30周年 もとのその一」

今回かけたのは、「夢金」と予告されていた「文七元結」。両方とも以前聞いたことがある噺だが、とりわけ「文七元結」はかなり変わっていたというか、この人のある種の部分のらしさが以前にもまして強く出るようになっていると思う。 談志が亡くなってこの2…

狭山裁判と科学

武谷三男はこの裁判にもかかわっていたのですね。もっぱら、冤罪事件にかかわる問題が中心ですが他にも野間宏が本を出していたりするし、この手の事件に知識人がかかわり発言していく、当然、それなりの影響力をもつ時代というのがあったのですね。 狭山裁判…

人権の歴史

「バブーフの協議の概要」に出てくる労働の義務。労働が義務であるなら、仕事を保障される権利があるだけでなく、こういう風に考えることもできるのかな。それから、労働の義務は労働の権利として社会権的に裏付けることができますね。 ある者が労働に精根を…

オーティス・クレイ

買ってしまいました。いや懐かしい。そして、もちろんサイコーです。ライブアーティスト: オーティス・クレイ出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 1987/09/01メディア: CDこの商品を含むブログを見る

チェルフィッチュ「スーパープレミアムソフトWバニラリッチ」

説明するとすごく当たり前な感じになってしまうのだが、コンビニを舞台にして、店長、バイト、客、本部の社員がそれぞれ戯画化して描かれていくのだが、実際、コンビニを舞台にして日々おきている出来事自体がとても戯画的である。それをつきつめていくとき…

メビウス

キム・ギドク監督最新作。男にとってはとてもつらい映画で、暴力満載というか血がどばどばでるんだけど、一方で、どこか笑いを誘っていまうところがある。あらためて、暴力の描写っていろいろあるなと。そして、家族の愛憎を描こうとするならば、ふつうの家…

1968 Democratic National Convention

昔こんなことがありました。 有権者は主権者なのですから、ただ投票先を選ぶだけでなく要求をつきつけていってよいのですよ。有権者による投票の呼びかけにはうんざりだ。それより、わたしたちはいったい何を望んでいるのだろう?

Rage Against The Machine - Democratic Convention 2000

Rage Against the Machineアーティスト: Rage Against the Machine出版社/メーカー: Sony発売日: 1992/11/12メディア: CD購入: 1人 クリック: 43回この商品を含むブログ (97件) を見るEvil Empireアーティスト: Rage Against the Machine出版社/メーカー: So…

Best Always

買わずに死ねるか。 素朴な話、「君は天然色」のシングル・ヴァージンをやっとCDで聞くことができる。ボクが聞いた『ア・ロング・ヴァケーション』はここから始まるのである。Best Always(初回生産限定盤)アーティスト: 大滝詠一出版社/メーカー: SMR発売日: …

Fury

映画の日に映画を見にいくなんてなんて久々なんだろう。こういうときは、ふだん行きそうもない作品を見にいくことにしております。というわけで、ブラッド・ピットがこの時期にどんな戦争映画を撮ったのだろうと思って行ってみたのがこれ。もちろん、基本的に…