2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

なぜかジャネット

最近、ブック・オフで250円のCDを買って何をいまさらなことを知るのが結構たのしい。今回は、ジャネット・ジャクソン。いまさら80年代のヒット曲なんてあまり聞いてみようなんて気にならないのだが、改めて聞いてみようと思ったのは、これを読んだせい*1。…

石原千秋『秘伝中学入試国語読解法』

子どもがいるわけでもないのにこれもブックオフで見かけたら気になって購入。実は大学のゼミで役に立つんじゃないかと思ってたりする。とりあえず、前半読了。素直に面白い(あるいはためになる?)。石原パパはここまでやるのか。ゲームのルールを疑いなが…

歌わせたい男たち

知人に薦められた『歌わせたい男たち』を見てきた。残念ながら名古屋では一回だけの公演、でも、かなりの入り。公立高校での君が代斉唱というシリアスな、しかし、近年はなぜかあまりメディアでは取り上げられない、トピックを取り上げながらも随所に笑いを…

アルトマン補遺

わたしは詩というものにまったくなじめない人間だといってもよいのだが(読まないとまでは言わないが)、なぜか詩論は気になってときどき読んだりする。で、いまさら『現代詩手帖』3月号での稲川方人と山嵜高裕の対談を読んでいる。すべてがわかるというつ…

パラノイド・パーク

なんとか筋が追えたのは久々。前とあんまり変わらないじゃないかとという指摘もありましょうが、回顧的な8mm風の映像を入れたりしながら、時間の継起を交錯させる一方で、ほとんど同じ構図のカットを反復させることで、少年の内面の変化をうまく描いていると…

「魂のおきどころ/アンカー展」

劇場からちょっと歩いたところに松本市美術館がある。その目の前まで来て、そういえば、松本市美術館には草間弥生の常設展ができたんだということを思いだした。目の前にでかいオブジェがあるんだから、あまり思いだしととは言わんでしょうが。たまたま開館…

空気のダンス

勅使川原三郎がワークショップで選んだ10代の若者たちと作り上げた作品。テッシー本人は出ないから今回はいいかと見おくるつもりだったのだが、さる信頼する筋から彼ら彼女たちの内側から出てくるものを感じたという高い評が聞こえてきたので、他方で、そ…

刺繍

『ペルセポリス』の延長として*1。とにかく爆笑。とりわけ女性にお薦め。そして、男ならこれをどう読む?この話も抑圧された状況を生きる女たちのたくましさと括れるかな。しかも、彼女たちの方が意識のうえではわれわれよりもよほど自由な感じがしてくるか…

「不機嫌な職場」でおこる「精神疾患は脳の病気なのか?」

サラリーマンのあいだで自分の職場のことを言い当てられたみたいだとかいうので評判になっている本。読んでみようと思っていたのをやっと読了。たしかに前半は「そうだ。そうだ。」の連続。でも、話が後半に入っていくと「なんだかな」という気もしてしまう…

立川談春独演会

いやー「明烏」やってくれましたよ。この噺大好き。しかも、中入りんときに友人と交わした会話の落としどころで私はその「明烏」のオチを使っていたのだ。なんたる偶然。話し終えて談春師は「アタマのなかを志ん朝師匠が回ってる」って言ってました。 赤めだ…

かつて、ノルマンディーで

ミッシェル・フーコーが編んだ本で『ピエール・リヴィエールの犯罪』という本があるけれど、当時、この本をベースに『私ピエール・リヴィエールは母と妹と弟を殺した』と題した映画が撮られている。このとき監督のルネ・アリオは、主要な登場人物に事件が起…

ダージリン急行

映画について書くのは随分ひさびさな感じがする。なのに、この作品ってうまく説明できない。けど、かなりすごいんじゃないか。まず絵的にスゴイと思う。車内の映像を撮るのとか難しそうだし、色の配置も面白い。話も荒唐無稽で笑えるけれどシリアス。要約す…

生まれてはじめて花を生けた

何もコメントは致しません。ただ、これが意外と面白かったとだけは申しあげておきましょう。

Playing the mind guerrilla

最近なぜかプロコル・ハルムの「青い影」をよく聴いている。ジョン・レノンの「マインド・ゲームズ」のネタ元がこの曲にあることはちょっと熱心な音楽ファンならすぐに気づくことじゃないかと思う*1。 ボクはこんなことを言ってジョンを貶めたいわけじゃない…

ピナ・バウシュ

パンフにあった言葉から 理解できなかったことを理解していくことに関心があります。一緒に笑ったり、感動したり、あるものから身を守るなど、私が感じることに誰かが全く同じように感じてくれると私は自信を得ます。 舞台の上にいなくても私は作品の一部で…