2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

柳家小三治独演会

今回は、「天災」に「転宅」どちらも小三治のとぼけた味が出ていたよかったと思う。前回のこともあるから力入ってたかな。(追記)私も東京のいちじくのイメージしかないから手が出なかったのだが、これを機会に買ってみたらこれはうまい。

大瀧詠一とジーン・アモンズ

「思い出はモノクローム、色をつけてくれ」。この歌詞、深読みするといろんなシチュエーションが考えられるな。久々に聞いているうちに純カラも聞いてみたくなった。そうすると、3枚そろえることになるのか。『ペット・サウンズ』なみだな。 A LONG VACATION…

博徒と自由民権運動

以前、気になって買っておいた本を。博徒が自由民権運動の組織者として貢献した一端を。こう見ていると、博徒の扱いって、極端なだけで、使い捨てされる庶民のそれとよく似ている。しかし、これ中公新書ででてたんだな。 博徒と自由民権―名古屋事件始末記 (…

奈良美智展(横浜美術館)

野暮だから個々の作品の解説はしない。でも、大半は複数の作品の組合せでコンセプトが成り立っているように感じられる。奈良の作品を見るときのポイントの一つは目をつぶった少女や眼帯をつけた少女だと思う。こうした少女はいわば現実を見ることを拒絶して…

頭脳警察とカップス

今日はこれでいきました。仮面劇のヒーローを告訴しろアーティスト: 頭脳警察出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 1990/09/21メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る 聞かせて新しい歌を 教えてつくり方を 飾らないで…

武士と世間

タイトルから期待したのとは違って内容のメインはサブタイトルの「なぜ武士は死に急ぐのかな」だな。世間とかかわる話を期待したたら最後の方にやっと出てきて、話として源了圓氏が西鶴をあげて変革期にあるという議論をした延長線上にあるといってよいだろ…

ホリーズ

今日はホリーズが耳になじんだ。ボートラに「キャリー・アン」が入ってるし(「バーバラ・アン」を連想するのは的外れ?)、どこかビーチボーイズ(だけじゃないけど)を思わせるところがある。Evolutionアーティスト: Hollies出版社/メーカー: EMI発売日: 2…

『町衆』

以前から気になっていた本を手に取ってみた。副題は「京都における「市民」形成市」だが、基本的には町の成立を論じたもので、堺や博多も似たようなものと考えてよいのかな。 基本的には、「惣村」の成立に相応ずるようなかたちで、町および町衆が登場してく…

勅使川原三郎「呼吸-透明の力」

ひさびさにテッシーの舞台。基本的には、テッシーが開いているワークショップでやっていることを素材にして作品作ってるんだろうな。いちばん強調されるのは当然ながら呼吸。そもそも、互いの呼吸がよめなければ、複数のダンサーが踊るときぶつかってしまう…

「オリジナル」ビーチボーイズ

締め切りに追われる身なのに、ブライアンも加わったビーチボーイズのチケットをふいにすることもできずライヴへ行く。前座はなんとアメリカ。これだけでも聴きに行く価値があるというのに、そして、こちらはビーチボーイズと違って声が生きていた。で、ビー…

スタッフ

某所で見つけてついつい買ってしまった。あんまりDVDは買わないんだけどね。ずっと見てると時間取られるから。でも、スタッフとなるあと。ライヴ・アット・モントルー 1976 [DVD]出版社/メーカー: ヤマハミュージックアンドビジュアルズ発売日: 2009/11/25メ…

The View from Goffman

このロフランドの論文、最初は退屈だし、私の解釈ともぶつかるのだが、ともかくゴッフマンのpersonという概念をたとえ部分的にでも主題化している論文を初めて読んだ。"Persons thus act to protect the syestem from the problem they are causing." 買って…

シンボリック相互作用論の世界

うかつにもこの本にゴフマンを扱った章があることを知らなかった。一応、チェック。いまとなってはあまり目新しさはないな。さて、もう一冊が発掘できない。 シンボリック相互作用論の世界作者: 船津衛,宝月誠出版社/メーカー: 恒星社厚生閣発売日: 1995/09…

Ce n'est qu'un debut, encore.

とりあえずのリハビリ読書。矢部さん、子ども連れて名古屋に逃げてたんだな。これは卓見かも知れない。どこかでお目にかかる機会ないかな。 職人仕事とか熟練というものには、主体的に仕事を組み立てることと同時に、たくみな「手ぬき」をすることもふくまれ…