最初に読んだときはありきたりのことしか書いてないなと感じたし、今の研究水準から言えばそうなのかもしれない。しかし、必要があって読み返してみたら、この本、シンボリック相互作用論の文脈では、相互作用にアイデンティティの問題を組み込んだ学史上は重要な文献なのではないかと思い始めた。でも、目についたストラウスの紹介論文を読んでもそんなこと大して書いてないんだな。で、アイデンティティ論を組み込むに当たっては圧倒的にゴッフマンの影響を受けていると思う。
鏡と仮面―アイデンティティの社会心理学 (SEKAISHISO SEMINAR)
- 作者: A.L.ストラウス,Anselm L. Strauss,片桐雅隆
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
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Mirrors and Masks: The Search for Identity
- 作者: Anselm L. Strauss
- 出版社/メーカー: Routledge
- 発売日: 1997/01/30
- メディア: ペーパーバック
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