2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

包摂と排除

のおさらい。一つにはコミュニケーションを担う人格として扱われるかどうか。 「包摂と排除の区別は、システム内在的な区別である。この区別はコミュニケーションの秩序づけのためにのみ用いることができる。そのさい、人々を、コミュニケーションを担う人格…

由紀さおり「1969」

暇になったら聞いてみたいお買い物思案第2弾として、世界で大ヒットしているというこれをメモしておこう。この数年、確実にわたしのアタマのなかの一部は歌謡曲回帰しつつある。これをというのはないのだが、たまたま耳にする機会があると、すごくよいと思…

「人格」という形式

順調に手直しがすすまないので、これをおさらいに読んでみる。今回は、翻訳ではなく、昔の自分の下手な試訳を使ってみる。頁も原書にあわせて打ってあるので、翻訳読んでも該当箇所は見つかりません。 まず、「自己準拠/他者準拠という形式が心的システムの…

ミドリ

これ面白いらしい。暇ができたらCD屋でさがしてみよう。ファーストアーティスト: ミドリ出版社/メーカー: インディペンデントレーベル発売日: 2005/11/25メディア: CD購入: 3人 クリック: 73回この商品を含むブログ (37件) を見るセカンドアーティスト: ミド…

Grundrechte als Institution

この本原書持ってなかったらしい。いまから取り寄せても間に合わない。Grundrechte als Institution: Ein Beitrag zur politischen Soziologie作者: Niklas Luhmann出版社/メーカー: Duncker & Humblot GmbH発売日: 2019/01/09メディア: ペーパーバックこの…

相互行為分析という視点

やっと発掘してとりあえずひろい読み。頁をめくっていったら、この部分にやたらと線が引かれ、いろいろと書き込みがなされていた*1。やはり、この本も重要だな。 そのつどの「当該」システムの境界は、---、機械的に決まるものではない。それはあくまでも、…

制度としての基本権

とりあえず、おさらい終了。しかし、全部読まなくてもよかったかな。 基本権の特殊な反故機能は、四つの方向に分節化していくことができる。即ち、人格の構成、行態予期の一般化、経済的な欲求充足および拘束力をもつ問題決定である。---。人格性は個人化さ…

物語消滅論

いまごろ読んでいる不明をはじる。説話論的な因果論がイデオロギーを代行する、とか、検索という行為が説話論的な構成をとるとか。やはり、どっかで中途半端に終わっていた物語論のおさらいをしなければなるまいな。しかし、ジュンク堂にすらちょっと前の新…

PAT METHENY with LARRY GRENADIER

パットがブルーノートでやるとやたらと高いからいつも諦めていた。それに3時間ぐらいコンサートをやってしまう人に半分も演奏時間がないなんて。でも、今回はベーシストと二人のせいか値段も、まあブルーノートにしちゃあれだし、三日間も公演やるぐらいだ…

制度としての基本権

こちらのおさらいも進めたいのだがとりあえずここの部分をメモしておく。 貨幣に換算された所有権の保護は、何よりもまず第一に経済システムに使えるのであって、個人的な人格関心ー経済委ステムのモラルに違反しながら自らを主張し、まさにそのことによって…

責任と自由

次のステップのとっかかりにストローソンの責任論をとっかかりにしているこの本を。あらためてストローソンは面白い。もう一度、ご本尊の責任論をおさらいしておくべきか。責任と自由 (双書エニグマ)作者: 成田和信出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2004/05…

笑福亭仁鶴独演会

と言われれば、たとえ刈谷であろうと、足が向いてしまう自分がいる。「道具屋」に「初天神」。「初天神」は新年らしくてよいね。でも、近年の仁鶴は、喉を痛めたせいと言われているけれど、昔と調子が変わってしまって、つっかえることも多く、どうしても昔…

Die Realitaet der Massenmedien

翻訳読んだときちょっと不安だったので、念のためにこっちと突き合わせてみることにしたのだが、やはり---。しかし、自分の語学力もあまり信頼できんのですが。 Die Realitaet der Massenmedien (Neue Bibliothek der Sozialwissenschaften)作者: Niklas Luh…

ポストプライバシー

つめにきてこの本のおさらい。この本、とてもよい本だと思うのだけど、なぜか社会学業界でほとんど話題にならない。かつてなら自分の研究領域をはずれていても同じ業界で注目すべき業績が出ればまがりなりにも頁をめくってみたものだけれど、もうそんなこと…

フィッツカラルド

またもや夜な夜な。こいつはやっぱり見たくなるよね。ずっと起きてられたし(最近、寝不足のせいか映画館へいくとたいてい寝てしまう。日中は布団に入っても決して眠れないので、何しに出かけてるのやら)。でも、やっぱりヘルツォークってわからない(とい…

黛ジュン「天使の誘惑」

久々に聞いたらとってもいいと思った。さて、どこで聞いたのでしょう?天使の誘惑アーティスト: 黛ジュン出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN INC.発売日: 2004/04/01メディア: MP3 ダウンロードこの商品を含むブログを見る

『自由への問い4「コミュニケーション」』

問題の拡がりを確認するという意味では有益な本であったが---。ただ、あらためて安藤馨はすごいと思った。コミュニケーション――自由な情報空間とは何か (自由への問い 第4巻)作者: 北田暁大出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/02/25メディア: 単行本(ソ…

The Progressive Blues Experiment

ジョニー・ウィンターは隠れた一枚目の方が---というのはしばしば聞く話なのだけど、やっとそれを入手してたしかにその通りだと思った。ザ・プログレッシヴ・ブルーズ・エクスペリメントアーティスト: ジョニー・ウィンター出版社/メーカー: EMIミュージック…

心と行為

出たときは西阪さんの本もっと漠然と読んでいたな。改めて読んだら、ちょうどこちらが確認したかったことが書いてある。しかし、もう一冊の方が発掘できなくて困っている。 参与者のふるまいによって一定の相互行為空間が開かれると。 相互行為空間は参与者…

小人の饗宴

困ったことに今日からヘルツォーク・ウィークなのである。しかし、この作品、多分二度目だと思うのだが、どう受け止めていいのかまだよく分からない(もちろん、十字架にかけられたサルとかそういうのは分かりますよ)。というか、それでかまわないのかもし…

Soul Survivors

昨年末のめっけものはこれだったのだが、アメリカ盤だとボートラがついてる。ラスカルズみたいな感じがよい。When the Whistle Blows Anything Goes (Reis)アーティスト: Soul Survivors出版社/メーカー: Vampi Soul発売日: 2006/03/13メディア: CDこの商品…

Der Computer als Medium und Maschine

話の落としどころはここだと思うのだが、こんなに単純に言い切っちゃっていいのかな。ま、まだ十分に内容を把握できてないところもあるから、違うこと言ってる部分を読み落としてるかもしれないが。 いいかえれば、コンピューターに媒介されたコミュニケーシ…

俺らいちぬけた

はっぴいえんどと演った次ですな。ただ、ボクが中学生だった時分は、日本のロックとフォークの敷居はとても高くて(後から追いかけている人間にはどうでもよいことだったけど)、岡林のあの三枚をロックと呼ぶようなことは決してなかったような気がするのだ…

Der Computer als Medium und Maschine

この論文、いくら探しても発掘できないので、念のために調べてみたら、オンライン上にあった。 http://www.zfs-online.org/index.php/zfs/article/viewFile/2841/2378 しかし、当然ながら書き込みの類のない真っ新なブツなので---。 この本で批判的に取り上…

乳幼児の環境世界/コミュニケーションするロボット

たしかに、親なり誰なりが乳幼児の相手をするとき、子どもの周囲にどんなものがあってよく、どんなものがあってはいけないとか、どんな接し方をするとか、補助してやったりとか、かなり周囲の環境を操作しているよね。そのうえで、放っておいたりもする。 プ…

ヴェニスに死す

すっごい久々。多分、スクリーンで見るのは初めて。おそらく映画にちりばめられた主題のようなものを自分が初めて意識するようになったのがこの映画になるんじゃないかな。この映画、あからさまにニーチェの『悲劇の誕生』なのだ。まあ、原作からしてそうだ…

飽きられるロボット

いつの間にかAIBOの話を聞かなくなってしまったが、生産中止になっていたとのこと(中古で安く買えるなら試しに買ってみようかと思ったが、中古でも結構な値段だな)。その理由は「飽きた」ということらしい(まあ、ふつうのペットにも人間は飽きてしまうも…

薔薇がなくちゃ生きていけない

なぜかもう一度聞いてみたくなって年末に買っておいた『マニア・マニエラ』をとおして聞く。これ、当時、発売中止になったんだけど、とあるFM番組でたしか全曲紹介したんだよね(録音したテープはどこに行ったろう)。聞くのはそれ以来なのだが、あのとき聞…

セラピーを範型とした人間関係

あらためてギデンズの『親密性の変容』をひろい読みしてみたら、あまり面白くないな。出たときは新鮮な感じがしたんだけどなー。いま読むと、これってベラーがネガティヴに評価したことを肯定的に書き直したというか、それが現実だと開き直っただけの本のよ…

戦略的心理療法

今日はこれのおさらい。G・ベイトソンのダブル・バインドをかじったら、次にミルトン・エリクソンを見てみるべきだろう。そのときは、こいつを手引きにして様々なエリクソンがらみの本をひもといてみるのがよいと思うのだが、いま読み返してみるとあまりう…