2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

もういちど憲法を読む

樋口『憲法』の副読本に使えますね。樋口先生は、社会的権力からの自由という文脈で法人に個人と同じように人権を認めてよいのかという議論をなさっています。しかし、JR西日本や今回の東電の例を考えれば、問題は会社トップの予見可能性という話になってお…

SCUM

少年院に起こる暴動。管理する側も管理される側も似たもの同士なんだな。まったく聞いたこともない作品だったけど、絵的にも悪くないし、そのリアルな展開と暴力表現に見ていて引き込まれてしまう。

荒野の千鳥足

タイトルからしていささか意味不明な西部劇かと思いきや、最初に舞台がオーストラリアであることが示され、主人公の部屋にはビートルズの『アビーロード』が飾ってあり、現代の話であるということが暗示される一方、西部劇の雰囲気だけは漂う。絵的にはすご…

人権

後半はシティズンシップについて論じていると聞かされて読んでみたのだが思ったほどではなかった。むしろ、気になったことをメモ。 たとえば、法人の政治献金がここまで問題にされにくい状況を考えるとき。「国家からの自由が公認される日本国憲法のもとで、…

憲法

樋口先生によれば、そもそも内閣には憲法改正の発案権がないと。だとすれば、憲法解釈を閣議決定し、そのうえで議案提出ができないのも当然のことであろう。しかし、樋口先生は現行憲法から抵抗権の余地すら読み出すのだな。 「国会の発議の前提として必要な…

「ゆとり」批判はどうつくられたのか

当事、学校教育週5日制導入の余波がどういうものか実のところ私にはよくわからなかった。なにしろ学生をとりまく状況は他も変化しており、一方であまり断絶は感じられなかったように思うからだ。それに話を聞いていると、勉強につまづいてる子って中2くら…

大いなる幻影

多分、高校生時分見ているけど、なぜ独仏の兵士がこんなに仲がいいんだろうぐらいしか記憶に残っていなかった。そのあとに完全版が発見されていたのですね。さて、今回たまたま見る機会に恵まれたのだが、さて、この映画どこから語ればいいのだろう。あまり…