2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

パライゾノート(マレビトの会 作・演出 松田正隆)

正直、前に見た作品もよく分からなかったのだが、なんだかとても気になるので今回も見に行ってみることにした。で、がらにもなくアフター・トークで質問してしまった。 女が一人、それから男が一人あらわれて、舞台が始まるのだが、そのセリフは二人の俳優が…

だるまさんがころんだ(燐光群 笹塚ファクトリー)

いろいろ用事があるからついでに行けたらいいなと思っていたのだが、到底行けそうもなくなり、だから、チケットもとらず、まあ仕方がないかと思っていたら、なんだか行けそうな感じになってきたので行ってみることにした。でも、途中、病人が出たとかで電車…

ロバート・ジョンソン、あるいはうた

昨日のピナ・バウシュたちの公演を思い起こしつつ。夕刻、『サイト』連載の長田弘のエッセイを読んでいたら、ディランが自伝でロバート・ジョンソンについて語っている部分が引用されていた。たしかに、ディランがロバート・ジョンソンの歌について語った部…

『パレルモ・パレルモ』(ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踏団)

先週末から今週末にかけて東の方でいろいろと用事があって、だったらついでにこれも行ってしまおうとチケットを買っておいたのだが、その間にいろいろあってあまりこちらにいられなくなり、これを見に行くのがメインのような格好になってしまった。でも、見…

高齢者にとって自家用車のニーズとは何か?

人をコケにしているとしか思えないやり方に思わず唖然とした。こんなことを指摘されたのだが、まったくその通りだと思うのでここに再録する。 さっきながれたテロップによれば、東京都では、警視庁の呼びかけで、65歳以上の高齢者が自動車免許を自主的に返…

アニー・リーボヴィッツ

体調があまり思わしくないせいもあってついついぼーっとしてしまい、あまり集中できなかったのだが、その分、彼女の写真がどーんと視野に入ってきたように思えた。それとは知らないうちに随分とアニー・リーボヴィッツの写真を目の当たりにしていたのですな…

「それでいいんだよ。「おバカ」で結構」。

最近この雑誌を買うと最初に読むのは高橋源一郎の「世界の中心でなんか、叫ぶ」だ。『週刊現代』の連載とはかなり感じが違う。やはり読み手の層を意識して書きわけてるのかな。で、最新号も「あっ」て感じ。ちょっと前にコウダクミのとある発言が問題になり…

MISIAと宇多田ヒカル

ブック・オフへ行くとMISIAや宇多田ヒカルのちょっと前のCDが250円で売られていたりする。あれだけのクオリティの作品が消耗品扱いというのはいささか寂しいのだが、そうすると、彼女たちの歌は嫌いじゃないがCDを買おうとまでは思わないボクも周回遅れでそ…

青山薫『「セックスワーカー」とは誰か』

いろいろトラブルがあって頓挫していたのだが、先週とある研究会で行われた合評会の課題図書の再訪を果たす。この本、わたしの周囲ではあまり評判になっていないが、とてもよい本だと思う。何よりもこれだけのデータをとって、それにこれだけの分析を加える…

メメント・モリあるいは「氷の世界」:『ゴス展』

横浜美術館の『ゴス展』へ行ってみた。最近の横浜美術館の企画は、市長が代わったせいなのか、ウケねらいに走った企画が多すぎるような気がしていて、これもそんな気分のまま見に行った。ゴスってなんだかよく分からないし、まあよい機会かと。ところが、こ…