2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

モバイルハウスの作り方

さて、地震に弱い家と地震に強い家はどちらがよいのだろう。地震に弱い家は崩れやすい代わりに、比較的安全だし、簡単に立て直せる。地震に丈夫な家は耐震強度を越えた地震なら却って凶器と化しかねない。決壊しやすい堤防と「絶対決壊しない」はずの堤防は…

ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴュー

ドナルド・フェイゲン、ボズ・スキャッグス、マイケル・マクドナルドの3人の共演となれば、これは行ってみたくなるものというわけで、ゼップに見にいった。しかし、つめこみすぎだよ。それも、スタンディング。始まる前は私とか会場に入ってくるとまた見えな…

終の信託

草臥れてる草刈民代の雰囲気も悪くないが、それ以上に大沢たかおの検事役がよい。いかにもアタマが切れそうで、いかにもいやなヤツという感じがよく出ている。世の中いるよね。世の中で自分が一番アタマがいいと思っているし、露骨にそれを態度に表す人種が…

Traveler

ドブロー奏者のジェリー・ダグラスの新作、多様な共演者もあってそれほどカントリーくさくないから、アリソン・クラウスとかに縁のない人でも聞きやすいのではないかと思う。日本盤だとボーナストラックが3曲もついてて、そのなかにはビル・フリーゼルとの…

和辻倫理学を読む

夏にいくつか読んだ和辻先生を回想する式の和辻本よりはよっぽど面白かった。ただ、この本自体の評価はちょっと保留しておきたい。ただ、一読しただけでは、なぜいま和辻倫理学なのかはそれほど明晰ではないし、どうしても議論が強引な感じがする。熊野本は…

アウトレイジ・ビヨンド

一体、この映画をどう表現すればよいのだろう。武みずから『アウトレイジ・ビヨンド』とつけるのだから、当然、前作の上を言っている自信はたっぷり。まず、注目するのはあの顔だろう。いささか無理がある感じもするが、あれだけの顔をいまみせられるのはさ…

モスクワ・エレジー

ソクーロフがタルコフスキーに捧げるドキュメンタリー。凄いと思ったのは、彼がタルコフスキーの映画から引用する映像が、すべてといっていいくらい他の作品を連想させることだ、さらにはタルコフスキーの生を。これでタルコフスキーを見る楽しみがまた増え…

Tudo Ben

甲州街道じゃなくてももう秋なのに、これはいい。ジョルジュ・ベンのカヴァー集なのだが、選曲が抜群。Tudo Ben: Jorge Ben Coversアーティスト: Jorge Ben出版社/メーカー: Mr Bongo発売日: 2009/07/07メディア: CDこの商品を含むブログを見る

戦国の作法

いや、この本、ものすごく面白い。まずは、「言葉戦い」。武士の名乗りから始まり、中世の村の紛争解決。ひいては、自分の子ども時代まで。「お前のかあちゃん出べそ」とか悪口は歌と化してましたな。それから、身代わり。『ホモ・サケル』を思い浮かべてみ…

今月も景気判断下方修正

要するに、消費税増税が決まってからずっと下方修正が続いているということなのですな。誰も問題にしないのかな。

Joy1.5

を今頃になって聞いている。しかし、しまった。よりによって今夜になって今週が「山下達郎のシアター・ライブ」の再映期間だということを思い出してしまった。もう間に合わないよ。また、見逃してしまった。 Ray Of Hope (初回限定盤)アーティスト: 山下達…

メリエス『月世界旅行』

ヒューゴの冒険の続きか、なんとメリエスのドキュメンタリーに、メリエス『月世界旅行』のカラー版。『月世界旅行』にカラー版があったなんて知らなかった。しかし、この世界はなんかいまの映画とは別世界のような気がする美しさだ。 月世界旅行&メリエスの…

ついに出たリンチ本翻訳

そうだ。この本、あげとかなくっちゃな。その筋では必読でしょう。 エスノメソドロジーと科学実践の社会学作者: マイケルリンチ,水川喜文,中村和生出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2012/10/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (23件) …

マルグリット・デュラスのアガタ

デュラスが映画を作っていることは知っていたけれど見るのは初めて。小説の朗読に映像がかぶさる(逆ではなく、この表現が正しいと思う)。映像は朗読と関係があるようなないような。ただ、映像そのものがキレイなのでこれがみれてしまう。ときどき眠くなる…