2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

政治思想史講義

こんな本がでていたことをすっかり忘れていた。政治思想史講義作者: 藤原保信,渋谷浩,白石正樹出版社/メーカー: 早稲田大学出版部発売日: 1998/08メディア: 単行本この商品を含むブログを見る

ピケティ入門

話が進めば進むほど、ピケティの話とか関係がなくなっていくな。賃金所得の格差の問題を指摘するのはよい。でも、話はそこからアベノミクス批判に進んでしまう。しかし、ピケティがより問題にしているのは資本所得の格差だ。資本税のいきなりの導入は無理で…

やさしい女

たんたんとして映像の連続に回顧的な主人公のナレーションをかぶせるこの映画に余計はものは不要なのかもしれないけど、途中で、家政婦の時系列がよく分からなくなるようなカットがあり、そこから調子が変わる。愛されるということを、相手に逆らうというこ…

メフィストと呼ばれた男

体制を越えて、いやその都度の体制と寝ることで生き残った俳優クルト。とにかくみごとにいくつもの芝居が組み込まれている。そもそも、冒頭に「ハムレット」を置く時点で、ある意味、クルトに突きつけられた問いは明瞭だが彼は最後までそれに答えることはな…

ディフェンダー

実は、ロリー・ギャラガーかなり好き。で、最近、これを結構繰り返し聞いている。80年代の録音でこれだよ。サイコー。ディフェンダー(紙ジャケット仕様)アーティスト: ロリー・ギャラガー出版社/メーカー: BMG JAPAN発売日: 2007/04/25メディア: CD クリッ…

図解ピケティ入門

ピケティを読むとっかかりにはとてもよい本だと思う。ピケティでアベノミクスは駄目みたいなくだらないことは書いてない。グラフできちんと解説していくのも分かりやすい。ただ、大先生の本に難癖つけるのは怖いけど、いくつか気になることもあった。たとえ…

憲法講話

忙しさにかまけてほったらかしになっていたこの本を無理矢理読了。明治憲法と日本国憲法をまたにかけ、もしかしていると転向しているかもしれないこの著者のこの本はいまあらためて読まれてよいのではないかと思う。ここでは知らなかった「苫米地訴訟」をメ…

グッド・ライ

わたしがいかにスーダンについて無知だったかを思い知らされたが、映画としては前記に同じ。

政治理論史

政治理論史作者: 南原繁出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2007/03/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 南原先生の本のことを思い出した。

セッション

どこかで場外乱闘(セッション)が行われた模様だが勝負ははっきりしてると思う。わざわざ解説つけるまでもないこの程度のベタな感動のストーリーがさして面白いとは思えない。しかも、たしか某氏が指摘していたとおりこれは一発芸である。まあ、このやり方…

アリストテレス

基本、「アクラシア」を取り上げて、行為論の部分を紹介しているのですね。アリストテレス―何が人間の行為を説明するのか? (シリーズ・哲学のエッセンス)作者: 高橋久一郎出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2005/01メディア: 単行本購入: 1人 クリッ…

対話という思想

対話という思想―プラトンの方法叙説 (双書・現代の哲学)作者: 内山勝利出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2004/09/28メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る

プラトンを読むために

もっぱら対話編の持つ意味についての議論が中心になってしまうんだな。プラトンを読むために作者: トーマス・A.スレザーク,Thomas A. Szlez´ak,内山勝利,角谷博,丸橋裕出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/05/20メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を…

プラトン

はじまりは『テアイトス』、「メノン」。うーん、読んでいない。プラトン (〈1冊でわかる〉シリーズ)作者: ジュリアアナス出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/12/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る

JIMI:栄光への軌跡

ジミヘンの音楽を堪能したい向きにはおすすめできないが、ジミヘンが爆発的に売れる前の女性関係をもっぱら中心に映画いていったこの作品は、ジミという人物の人となりをうかがわえるという意味ではとてもよくできた映画だと思う。あるいは、その後のことを…

ピケティ「21世紀の資本」を読む

を読んでみたけれど、冒頭のピケティのインタビューを読み、ピケティ自身がその批判は正しいと言ったクルーグマンの書評を読んだ後は正直嫌になった。クルーグマンのここまで丁寧な紹介と内在的な批判はこの書物を彼がどれほど評価しているかの証であろう。…

西洋政治思想史

いまだとプラトン、アリストテレスから扱っている教科書というと、これとかになるのかな。西洋政治思想史〈1〉作者: 藤原保信,飯島昇蔵出版社/メーカー: 新評論発売日: 1995/05/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る これはち…

憲法講話

宮沢の時点で大学の自治はこう述べられている。「大学の自治は、とりわけ、学長・教授そのほかの研究者の専任が、大学の自主的判断にまかせられるべきことを要請する」(58頁)。 憲法講話 (岩波新書)作者: 宮沢俊義出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1967/04/…

憲法講話

むかし、いくらも古本屋に転がっていた宮沢俊義の新書を探し出し、あらためて読んでみようと思うような時代がくるとは思わなかったが。この部分をまずあらためて確認しておきたい。 憲法は、その保障する人権は、「人類の多年にわたる自由獲得の努力の結果」…