2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧
ひとまず、目下の仕事を終えたので夜は遊びに行く。わたしの本業(?)はあまり日本経済に貢献できるものではないので、その分は花見にこそ行きませんが遊ぶということで。このユニットは初めてなのだが、それぞれの面子(吉田達也、鬼怒無月、ナスノミツル…
『毎日』も中井久夫に話を聞いてる*1。神戸震災本も再刊されることになったらしい*2。そういえば、昨日の朝日の文芸時評でも斉藤美奈子が震災を意識しながら書いていた。文学や読書は大したものではないかもしれないが、文学にしかできないこと、読書からし…
統一地方議会選挙で大負けして先が見えなくなってきているサルコジ。朝日朝刊によれば、フランスのリビア空爆は、そのサルコジとベルナール・アンリ・レヴィの二人だけで決められたのだそうな。「強い指導者」をアピールする好機だと。でも、外務省は寝耳に…
首相の視察で原発対応の初動が遅れたという自民党からの批判。相変わらず自民党はこの調子で行くみたい*1。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011032902000181.html 思うのだが、本当に首相の現地視察で初動が遅れたのなら、非難されるべ…
基本的に私は概説書の類が昔からきらいである。まず、有り体にいって概説書は退屈。人物列伝のような概説書は出れば商売上購入しているが、読み通すことはめったになく、必要に応じて部分的に読んでみるぐらいがせいぜいである。 なぜかといえば、よほど著者…
ひとまず読了。正直、ことばにつまってしまうところがあるが、とりあえず、未読の本の知識が入るし、概説書としては便利。通史としては異色で、アプローチそのものはユニーク。群衆論を取り上げたのも評価したい。しかし、とりわけ前半、エリオットの個人主…
なんと中井久夫コレクションなるものが文庫で出始めてる。全集そろえるのをためらっていたわたしには朗報なのだろうか?世に棲む患者 中井久夫コレクション 1巻 (全4巻) (ちくま学芸文庫)作者: 中井久夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/03/09メディ…
先週は用事があってサンソンを聞けなかったのだが*1、こんな番組を放映したらしい。流石。今週も静かめにでもいつもの「棚つか」でした。しかし、このブログの人もスゴイ。 http://yamashitatatsuro.blog78.fc2.com/blog-entry-176.html20日プレイリスト> […
先週行けば相当空いてたんだろうなと思いつつ、予定外の空きができた金曜の夕方は結構な人。しかし、有り体にいって物足りない。3分の1くらいが、ゴッホが影響を受けた画家の絵やデッサンの練習に使った版画とか、作品も習作時代のものが多く、あのちょっと…
自分では絶対に読まないであろう二次文献に検討を加えながら話を進めているのは便利。勉強になる。著者の理解は138頁あたりからおおよそ要約されている。基本線は、「ミードの理論化において、〈生理〉〈心理〉〈社会〉という三つのレベルが必要不可欠なもの…
http://homepage2.nifty.com/jyuseiran/shin/shin00.html 1995年1月・神戸――「阪神大震災」下の精神科医たち作者: 中井 久夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1995/03/24メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (17件) を見る 放射…
今日は半強制的なオフ。仕方がないから合間にこの本を。大滝御大が、ピンクレディーの「波乗りパイレーツ」はビーチボーイズだというので帰宅してひっぱりだして聞いてみたら、たしかにビーチボーイズをやりたいというだけでなく、イントロは「ゴッド・セイ…
「脱近代社会においては、ますます多くの人々が、さまざまな言語化と行動の段階において、医学が自分の苦しみを一般的で統一的な視点へと還元してしまうことへの不信を表明する、寛解者の社会のメンバーは、医学の世界を裏から表まで知りつくし、医学的な語…
これも『アサイラム』がらみ。頓挫した研究プロジェクトのために買っておいた本が今頃ひっぱり出されて、読んでみるときわめて身近な話、よくわかる話が出てくる。患者が「仕事」をしているというのはごもっとも。患者は患者というだけでなく、病院のなかで…
本屋に行ったら、こんなものが売られているではないか!大滝詠一 Talks About Niagara (トークス・アバウト・ナイアガラ)出版社/メーカー: ミュージックマガジン発売日: 2011/03/19メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (9件) を見る…
思うに、これだけの議論がなされているのに規範やルールの適用といった話が主題化されることがほとんどないなー。医療スタッフ同士や患者は、それぞれが医者や看護婦(訳本に依拠してます)、患者であるかぎりで、規範的な関係に入っているわけで、それは病…
『ザ・コーヴ』と賞を競ったというドキュメンタリー。食がらみのドキュメンタリーはずっとフォローしてきたし、並映していた『ありあまるごちそうも』も見てしまったので、我々の食の少なからずが工業製品と化しているという話はもういいなという気分半ばで…
さて、また「本業」に復帰。予定通りであればもう読了しているはずの本。シンボリック相互作用論は隣接領域になるのに、ミードはおくとして、なんか苦手意識がある。この本も一読して、内容はとてもわかりやすいのだが、なんかすっきりしない。どこにひっか…
まあ、忘れているのはいつものことなのですが---。 あと、思うんだけど、地上波でも日中からもっと娯楽番組(+臨時ニュース)を流す局があってもいいんじゃないだろうか?これまた、ふだんテレビを見ない私が書くのもあれなのですが、すべてを震災一色に染め…
本日の朝日朝刊から、 ---。僕らは教訓より、現地の中の声に耳を傾けるべきだと思う。 だから分かったようなことは、何も言えない。被災した人たちが切り開こうとする道を尊重していくしかない。---。 周囲の人は、いま出来ることをやるより他にないと思う。…
先日、上京したおりに買ってきたCDをようやっと聴きながら本を読んでいるのだが、ブルースブレイカーズにエリック・クラプトンが入ったことの意味ってのがはっきりわかってしまうな。で、こっちの方もひっぱりだしてきた。デラックス・エディションだと「テ…
当面、仕事のない日は、午前中は歴史の本、午後は社会学の本を読むことにしようと思う。再読して確認。「異形異類」。「かつての神の姿、聖なる衣裳が、次第に忌むべき人ならぬ人のそれとされていく過程をここにうかがうことができるが、鎌倉末・南北朝期はな…
夜は知人から借りっぱなしのこれを見た。JTのトリビュート・コンサート2006。ジャケットで出演者をあらかじめ見るなと言われていたのだが、ドクター・ジョンは完全にアレンジを変え、わっ、ジェリー・ダグラス、ボトルネックうまい、ボスかっこいい。そして、…
とにかく、まずはリハビリがてらに本を読み続けようということでこれ。原則、現代社会とのつながりを考えるためには、鎌倉期末より遡らなくてもよいということできたのだが、律令国家の解体後に成立した王朝国家が中世国家の祖型となると言われてはこれも読…
演出:宮城聡 作:オリヴィエ・ピィ*1 SPACの公演、中止かと思っていたらやるというので、それならとこちらも予定通り静岡に行くことにした。よい舞台だった。それもあえて今日やるに値するよい舞台だった。感じたことはみんなアフター・トークの話題になって…
放っておくと呆然とテレビに見入ってしまうので(だって、こんなに人が死んでる)、とりあえずふつうにならねばということで、それ以外のことをしようと努力している*1。さしあたり、地震の前にやりかけていたことを片付けることにして、この本を読了。いく…
原文を確認してないと留保したうえで、もう一度読み返してみて思うに*1、やはり、この論文は暗にゴッフマンのアプローチを批判しているように読める。職員が受刑者コードに言及しながら組織していった住人の行動理論は、ゴッフマンのそれを思わせるところが…
ラース・フォン・トリアーの新作をまたもや夜な夜な。いろんな意味でとても過激で衝撃度が高く、ふつうにオススメできない。なんかこのまま寝たらうなされそう。しかし、映像はすっごくキレイだし、いやおうなしに見せられてしまう。シャーロットもスゴイ。…
久々に読み返したら、「ホットロッダー」とアグネス論文以外は、一読しただけではなかなか自分の胸にすとんと落ちてこない。この間にわたしに何か起こったのだろうか? でも、この指摘は重要かな。「こうした住人の行為を、それを生みだす規範的な秩序の点か…