「アンハッピーマンデー」は聞き飽きた

 朝日の土曜版が紹介している記事によれば、「ハッピーマンデーを楽しんでいない人」は67%で、楽しんでいる人は33%(ただし、朝日のbeモニターに登録している約4400人のうち2523人が回答した数字)。教育関係に従事している人にとっては、ハッピーマンデーがちっともハッピーじゃないことは周知の事実。でも、ボクらだけじゃなかったみたい。病院も診療日や手術の予定が組みにくいとか、火曜が混むなど問題が出ているらしい。月曜のシフトでパートに出る人も減収になるとか。あるいはそもそも休めない人もいるとか。
 この仕組みの導入自体が、もともと3連休を利用して旅行にでかける人が増えるとかいう、経済効果をあてこんだたわけた理由だったわけで、仕事を休める人たちの都合を考えてのことじゃなかった。働いている者の一人としては、連休をもらうよりも、たまの水曜や木曜が休みになる方がその週がとても楽に回って、ちょっとした息抜きになると感じているのだが、他の人たちはどうなんだろう?そのうえ、当の経済効果があがっているかどうかも疑わしいらしい。最近の国民総旅行消費額は横ばい。だって、こちらへ来て周囲を見まわすと、夏休み三日とか休日出勤あたり前なんて人はいくらもいるよ。法定休日をどうこうするよりも、きちんと有給を消化できるようになることが大切なことじゃないかと思うのだが---。