「永田洋子は私だ」

 学生がゼミで、西村光子『女たちの共同体』(社会評論社)という本を紹介してくれた。この本のなかに田中美津が「永田洋子は私だ」と言っていたというくだりがでてくる(らしい)。ボクはこの話をまったく知らなかった。だが、ちょっと考えてみれば、どうみたって田中美津永田洋子のことを気にしていなかったなんてことは考えにくい。
 大塚英志が『「彼女たち」の連合赤軍』で連合赤軍事件に女性性の問題をみたように、リブの運動にも女性性をめぐる問題が見いだされるというのはいかにもありそうなことだ。もちろん、ボクが気づかなかっただけで、ネットをいじってみたらこのテーマはかなり論じられているみたいだ。すっごく気になる(しかし、そんなものに手を染める暇はないのだが)。とりあえず、この本読んでみようかな。

女(リブ)たちの共同体(コレクティブ)―七〇年代ウーマンリブを再読する

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