『近代政治哲学入門』

 そういえば、前にこんな本を買ってたんだっけと発掘して、とりあえず必要なところだけ読んだ。そしたら、面白かった。本を買ったらその場でパラパラとでも読んでおかないと、そのまま記憶の底に沈んでしまいかねないから注意しなければ。しかし、注文した本とか古本屋で拾った本って、こっちのタイミングにあわせて手元に来てくれないことが多いので、ついついそのまま積読になっちゃうんだよね。
 それはともかく、この本、目次をみるだけでも、そのかなり変わった並べ方から、独自の問題設定のもとに書かれていることがわかる。全体を読んでいないのでうまく要約できないけど、とりあえず、この並びで読むと知ってたつもりのことがまた違った視点から見えてきたことは確か。本書にはデュルケムは出てこないんだけど、ルソーの部分を読みながら、こんな感じでまとめられると、ルソーとデュルケムのつながりを連想しやすくなるなと思った。

近代政治哲学入門 (叢書・ウニベルシタス)

近代政治哲学入門 (叢書・ウニベルシタス)