柳家小三治独演会

 実は生で小三治を見るのは初めて。「青菜」と「湯屋番」を演ってくれました。相変わらず枯れた感じなんだけど、最後は爆笑してるんだよね。小三治というと、おそらく某国営放送でやっていた「お好み演芸会」(だと思う)の大喜利で司会をやってたあたりまで、ボクの記憶は遡れるのだが*1、気づいてみれば自分があの頃の小三治と同じくらいの年になっている。いまでもボクは当時の彼の様子を鮮やかに思い出すことができ、その面影が自然といま現在目の当たりにしている高座に重なってくるのだが、こっちの方は自分を昔に遡らせることができない。その落差がなんとも不思議な気分を呼び起こしていた。

*1:それで、そのあとにたしかこの番組は三国一朗の司会で「花の落語家5人衆」というコーナーに変わる。正確には、最初は6人衆で三平が亡くなって5人衆になったんじゃなかったっけ