このロフランドの論文、最初は退屈だし、私の解釈ともぶつかるのだが、ともかくゴッフマンのpersonという概念をたとえ部分的にでも主題化している論文を初めて読んだ。"Persons thus act to protect the syestem from the problem they are causing." 買って積ん読にしておいたのはまずかったな。でも、そのほかにselfを三つ立てるのには違和感がある。この三つとpersonの関係をどう考えてるんだろう。ま、もう一度読んでもっとまともに検討してみよう。ロフランドの発想法がまだよくわからない(もしかしてないのかも)。そもそも、話を進めていく思考法が私とまったく違う。ゴッフマンの議論はある意味でもっと経験的なものだと思うよ。昔、ゴフマネスク云々と論じていた論文のネタ元はこれかしら。たしかに、ゴッフマンの英文は破格だが、壊れ方がいつも同じなので、あまり問題にする必要がないように思うのだが。文体を問題にするなら、むしろ、ガーフィンケルを問題にしてほしい。
- 作者: Jason Ditton
- 出版社/メーカー: Palgrave Macmillan
- 発売日: 1980/03/27
- メディア: ハードカバー
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