独り言

 というと、ひとまずゴッフマンのReponse Criesとこれに入ってるグッドウィンのUnilateral Departureかな。ゴッフマンが確認している独り言(self-talk)の語り手の位置づけはとても興味深い。

ここにある独り言(self-talk)も語りの状態と単に居合わせていることの間を移行していくところに位置している(p.93)

 

Forms of Talk (Conduct and Communication)

Forms of Talk (Conduct and Communication)

 
 一方、西阪論文「独り言」と「ながら言」」でも紹介されているが、グッドウィンはこうした独り言(self-talk)が、他の参与者の関心を引くことで相互的に達成されていることを確認している。これもまた興味深い。

このように、話し手が体系的に自らの行為を組織して、居合わせる者に資源を提供するので、そこから居合わせる者は彼女が関わっている活動とそうした活動のなかに彼女の語りが埋め込まれていることをはっきり見てとれるようになると思われる。それどころか、こうした活動が彼女の語りに提供する環境のなかで当の語りが理解可能になるので、こうした作業するだけの理由があるのだ(209頁)。

 

Talk and Social Organization (Intercommunication Series)

Talk and Social Organization (Intercommunication Series)

 

元旦から憂うつになる朝日の社説

朝日は「将来の世代のため」と言えば増税でも何でも通用すると思っている。でも、つけはすでに20年分たまっている。将来の世代のためにも、これからの産業の主たる担い手にならなければならないはずのバブルの恩恵を被っていない世代への手当が必要なのに。そもそも低成長云々以前にデフレ基調が問題なのだから、それを無視して成長率が下がるのもやむをえないというんじゃ話の辻褄もあってない。これではあまりに救いがないので、Smileを。もちろんオリジナルはチャーリーです。

Anthology

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