2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本倫理思想史

今日もおさらい。しかし、有り体に言ってしまうと、私としてはアタマとケツの部分が重要なのであって、間の部分というのはあまり重要じゃない。しかし、この本の体系性を確認するためには、中抜きするわけにも行くまい。しかし、武家支配に対する評価が一面…

日本精神史研究

日本精神史研究 (岩波文庫)作者: 和辻哲郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1992/11/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (12件) を見ると、おさらい。文庫版の解説で加藤周一はこう書いてるんだよね。「感受性が議論の裏打ちにな…

日本倫理思想史

日本倫理思想史(一) (岩波文庫)作者: 和辻哲郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/04/16メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る

日本イデオロギー

まあ、一応これも。「人倫とか人間とか存在とかいう言葉は、すでに言ったように一つの表現だ。---。表現は生活の表現だが、生活がどういう風な現実的な物質的プロセスを通ってこの表現物にまで生産され結果したかという、そういう歴史的社会の物質的根底に触…

Woman is the niger of the world

この表現をどう受け止めるよ?

和辻哲郎論

なかなか書き進めずたまたま手近にあったこの本を手に取ったら、困ったことに私が取り上げたいと思った論点の少なからずがこの本の中で指摘されている。これまで読んできた和辻がらみの本でここまで踏み込んだものはなく、また、この議論にまともに言及して…

Stairs

エドガー・ジョーンズのマイ・ブームがこうじて、その前のバンドにまで戻って聞いている。ここでは、これストーンズじゃん等々というのがもっとストレートに出ていて、後の作品ほど屈折した感じはないが、でも一枚目はあえてモノラル録音というわけで、やっ…

風土の日本

以下の指摘は鮮やか。milieuを風土と訳すのか。ところで、原著の索引は省いたというけれど、これだけの暴引傍証をやっているのだから、人名索引ぐらいはつけて欲しいな。 そのメタファによって、日本文化は「主体として」、文化自体のうちに、その固有な環境…

クリムト

これをクリムト展と呼ぶのは詐欺だと思う。だって、クリムトの作品の大半は習作や複製で、目立った作品のうち二つは愛知県美術館と豊田市美術館の所蔵だ。これじゃあ、クリムト見たって感じがしないよ。あと、私はクリムトを見るとどうしてもエジプトを連想…

一揆の原理

年をまたいで発掘できた、この本は面白い、知らない知見も多く、勉強になった。博論が早く本になることを楽しみにしたい。いくつかメモ。 ①「一揆は体制の存続を肯定し、体制内での地位向上、待遇改善を目指し、権力者に対して強訴を行うのである」(155頁)…