前著が面白かったので近所で見つけたこの2冊も読んでみた*1。これも面白かった。とりあえず、一冊目の以下の部分を引用しておく。
「こころ」とは不自由なもので、人間は悩む存在であるけれども、それに対して折り合ってゆければよいわけです。「こころ」自体の持つ不自由さや悩みに「こころ」が共存できていること、それがわたしたちの常態で、精神的健康というのはそのことを指しているわけでしょう、それが不可能になった状態が精神の失調です(130頁)。
「こころ」はどこで壊れるか―精神医療の虚像と実像 (新書y)
- 作者: 滝川一廣,佐藤幹夫
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
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- 作者: 滝川一廣,佐藤幹夫
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