大久保怜のナツメロ

 そういえば、ナツメロなんて言葉あまり聞きませんねって、私がテレビを見ないせいかもしれませんが、ここに出てくる人物の名前のかなりはさしてなじみもないのになぜか知っており、歌も少しは聴いているはずだ。といっても、親が見てる番組を子どもながらに少しはみていたからですが。それに、当時は、紅白歌合戦は最後に藤山一郎の指揮で「蛍の光」を歌って終わったものなのですよ。で、この人どんな歌歌ってたんだろうと聞いてみたりしていた。日本の心、古賀メロディとか今でもいいそうですが、古賀政男が朝鮮でネタを仕入れてきたことも書いてあるし、曲主体の古賀作品を当時の歌い手たちはあまり好きじゃなかったなんて話も出てくる。こういうエピソードはとっても楽しい。そして、子ども時代は、さしていいなんて思わなかったけれど、いまなら違った聞き方もできるだろう。でも、なかなかそんな機会もない。
 

大久保怜のナツメロの人々

大久保怜のナツメロの人々