2018-05-30 マルクス 資本論の哲学 読書 「社会の総資本の構成は不断に変化して、その量もたえず増減していますけれども、その一部は恒に商品として市場に存在し、「貨幣へ移行しよう」としている。たほう他の一部分は貨幣として同じく市場のうちにあり、同様に「商品へ移行しよう」としているわけです」(194)。 読みやすいが、決して分かりやすい本ではない。『資本論』に馴染みがないと読み進めるのは難しい。それとも同じく熊野本のあの分厚いマルクス論を先に読めばいい?それはともかく、ベーム・バヴェルクのマルクス批判に対する反論は、ヒルファーディングのそれぐらいで、決定的な反論はないのかな? マルクス 資本論の哲学 (岩波新書) 作者: 熊野純彦 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2018/01/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (5件) を見る マルクス資本論の思考 作者: 熊野純彦 出版社/メーカー: せりか書房 発売日: 2013/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (11件) を見る マルクス体系の終結 (1969年) 作者: ベームーバーヴェルク,木本幸造 出版社/メーカー: 未来社 発売日: 1969 メディア: ? この商品を含むブログを見る