ということで、とりあえずたらたらと読了。前読んだときよりもよく分かったし、面白かった。やっぱりよく考えられてるな、としか書けないのが情けなくもあるが。
すべての発話は最も基本的なレベルにおいて、話し手が伝達しようとする思考に対する、多かれ少なかれ、忠実な解釈であると我々は主張した。解釈された思考が、それ自体ある事態の真の描写として心に抱かれるとき、発話は描写的に使われている。一方、解釈された思考が、さらにある思考、例えば他に帰属する思考や関連性のある思考の解釈として心に抱かれるとき、発話は解釈的に使われている(317頁)。
さて、少し前に翻訳がでた新グライス派のこれは読むべきなのだろうか?
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ついでに、これも復刊してくれないかな。
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