スタントマン・マイク

 今日も夜な夜な映画を見てきた。いまのうちに本も読まねばならないが、映画もみておかなければ。というわけで、『デス・プルーフ』。見てない人にはこれじゃ分からないでしょうが、他に書きようもないので。
 前半と後半でがらっと雰囲気が変わる。前半は、あの車なんだ?何が起こるんだとか思いつつ、えっこれだけ、という感じで女たちのおしゃべりとケツを見せる。しかも、60年代風に見えた映像にいきなりケータイが出てきたりして、わけわからんとか思いつつ、これが退屈しないんだよね。で、拍子抜けのようなコワイオチ。それで、デス・プルーフなわけね。
 後半も女たちのおしゃべりから始まって、あら、カラーに戻って、カフェでのちょっと思わせぶりなカメラ・ワークを見ながらどうなるんだとか思いつつ、それが車の話、『バニシング・ポイント』の話になって(ヴォーグはどこへ行った?)、しまいにはマッドマックスばりのカー・チェイス。それなにの最後はケリでおしまいかい。でも、なんだか気分爽快。なんやこれというのを息をつかせずみせてしまうんだから、やはりタランティーノはすごいというべきか。
 次にかかるもう一つのグラインド・ハウス『プラネット・テラー』も見にいこうかな。だけど、TOHOシネマズ名古屋ベイシティって遠いんだよね。