2008-01-22から1日間の記事一覧

民族主義の帰結

民族主義を唱えた顛末がどんなものになるのか?思えば、明治維新だって攘夷はどこへいったって格好になったし。 どういう形にせよ、民族主義を主張するグループがユダヤの内部で実際的な勢力を得るとすれば、ユダヤ民族主義を強固にとなえていくこと以外には…

棒ふり

テレメンで、小澤征爾が若手の指揮者に「棒ふり」の指導をするというドキュメンタリーをやっていたのだが、これが面白かった。言われてみれば当たり前とはいえ、オーケストラの音を合わせるためには、まず指揮者の息と演奏者の息をあわせなければならない。…

眠り姫

こないだ見に行ったのはよいものの前半熟睡してしまい、なんだか気になるとはいえ、でもひと月やふた月はあいだをあけたいなと思いつつも、今週一週で終わってしまうので、仕方なしにまた見に行くことにしたところ、今度はよかった。 ところで、この映画だが…

バート・バカラック

もうじきバート・バカラックが来日するからというわけでもないが*1、ライノの3枚組のコンピを聴いている。久々にバカラックを聴いているとなんだかとても落ちついた気分になる。「いつでも夢を」を耳にしたときも思ったのだが、オケをバックに歌うスタイル…

川島武宜『日本社会の家族的構成』

丸山と大塚は読んでいるのに、実を言うと、川島は読んだことがなかった。でも、ちょっと気になってきたので、とりあえず手近なこれを読んでみる。まあいわゆる近代主義的な調子がハナにつくといえばハナにつくのだが、話としてはよくわかります。 戦前の民法…