人生の特等席

 もう一度、イーストウッドを画面で見ることができた。イーストウッドが演じる役はいまやほとんど決まっていて、ストーリーだって過去の作品を知っていれば大方推測がついてしまいそうなものだが、でも、こんなに分かりきっていることなに、なぜ、こんなに新しい作品のように見ることができてしまうんだろう。なぜ、こんなに画面が新鮮な感じがするのだろう。そして、イーストウッドはいったいいくつなのだろう。武の作品に続けて、イーストウッドの作品を見られる幸福を感じずにはいられない。