2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

キャス・エリオット

ママ・キャスまで「ディズニー・ガール」をカヴァーしてたのか(「キャンディ」は書き間違いでした。スイマセン)。オリジナルのビーチボーイズに、自作自演のロバート・ジョンストンにキャプテン&テニール。これだけカヴァーがあるのに、このロバート・ジ…

人間の学としての倫理学

「この統一・分離・結合の連関における統一の自覚こそ、まさに人間存在の根本的図式なのである」。人間とは間柄であり、それは人と人との間の実践連関においてある。その理路の過程で、カントのWeltbegriffは「世間的概念」と訳され、マルクスまで経由するこ…

チャイニーズ・ブッキーを殺した男

ラッキーなことにあっちではろくに見る暇もなくとっくに終わってしまったカサヴェテス・レトロスペクティヴがちょうどこっちでやってる。そして、見れば見るほどカサヴェテス作品が面白くなる。 見ていって気づくのは、クローズアップが多いってことと、夜の…

Happy New Year

「みなさん、お元気ですか?」。いつも年賀で気になるのは、A Happy New Yearという表記である。ネットを参照すれば分かると思うが、年賀の挨拶としては誤りであり、Happy New Yearが正しい。 "a"は不定冠詞として、初出のものや漠然としてものを指す場合に…

現代議会主義の精神史的地位

「議会にとって本質的なことは、主張と反対主張との公開討議であり、公開の論争と公開の討論であり、審議することである」(50頁)。議会は立法府として、国家機能の一部として、行政ならびに司法と均衡する(モンテスキュー!)。しかし、議会主義ならびに…

甦る和辻哲郎

積み残してきたこの本だが、やっと通読したいまあまり感想は述べたくない。これで和辻は甦るのかな。甦る和辻哲郎―人文科学の再生に向けて (叢書 倫理学のフロンティア)作者: 佐藤康邦,田中久文,清水正之出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 1999/03メデ…