ミシェル・ペトルチアーニ

 のドキュメンタリー。ペトルチアーニはフランス人なわけだが、彼がフランス人であるということをあまり意識したことがなかった(名前イタリア系みたいな感じがするし)。しかし、これを見ればフランスというよりは南仏ということになるようだが、その出自がよく分かる。思うに、チャールズ・ロイドが彼を拾った以上に、ロイドが彼に救われたのではないかと思ってしまったりもする。彼の子ども時代、私生活から彼の体躯のことまでいろんな意味で面白いドキュメンタリーだし、いろんな意味で彼が「怪物」であったことがよくわかるドキュメンタリー。しかし、映像でみるとあの脆弱な体のなかで異様に目立つ手。それが、あの強いタッチを伴うあの音を生み出していたのかとあらためて感じ入った。しかし、見に来るひと少ないので。でも、これを買ってきた。
 

Power of Three

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