女子学生になんで女子高生(にかぎならないが)は群れたがるんだろうと尋ねたら(これって、ジェンダー・バイアスト・クエスチョンだろうか)、数が増えるほど強くなったような気がするという答えが引き出せた。そうなのか?私には理解できない世界。ところが、お猿さんの世界に似たような記述が出てきた。これ以上先は何も言わないし、言えません。
いやがらせや競争が雌の生殖能力にもたらしうる害は明らかに破壊的であり、この問題を緩和する何らかの機構が必要となる。さもなければ、霊長類がたちまち数が激減し、消滅するだろう。群れにとどまった結果として生殖が不可能になるなら、そうすることは、雌にとっては利益にならないはずである。
よくとられる解決策は、同盟を結ぶことらしい。同盟は、対抗勢力を追い払わないで、その影響力を弱めることを可能のする。---。
必然的に、同盟がよって立つような関係を維持することは、霊長類にとって非常に重要な務めである。前述のように、毛づくろいはその重要な役割を担っている(65頁)。
- 作者: ロビンダンバー,Robin Dunbar,松浦俊輔,服部清美
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1998/10
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 49回
- この商品を含むブログ (29件) を見る