もっとも、共同体の思想がただちに国家の思想に結びつくわけじゃない。そこにはどのような操作があったのか。こちらは「家」の思想が国家と結びついてどのように変遷したかを概観した概念史。理念として「家」の思想が再編される一方で、家そのものはどんどんと解体していく。当初は父権を軸に組みたてられた家の思想が次第に母性的なものに変化していく。これも面白かった。
- 作者: 鹿野政直
- 出版社/メーカー: 創文社
- 発売日: 1983/01
- メディア: 単行本
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