2008-01-14から1日間の記事一覧

鹿野政直『戦前・「家」の思想』

もっとも、共同体の思想がただちに国家の思想に結びつくわけじゃない。そこにはどのような操作があったのか。こちらは「家」の思想が国家と結びついてどのように変遷したかを概観した概念史。理念として「家」の思想が再編される一方で、家そのものはどんど…

源了圓『義理と人情』

今週末に合間を見ては読んでいた本。『日本の村』を読みながら、ムラに親和的な道徳意識がどんなものかを簡単に考えてみたけれど、自分の思いつきだけじゃない根拠が欲しいと思って、手に取ったら当たり。これ、面白いよ。この道徳意識は義理と呼んでしまっ…