今日もスペルバー&ウィルソン

 惰性で今日も引用しておきますと

我々が言わんとしていることは、自然言語の意味論は弱すぎて考え得る思考のすべてをコード化できないかもしれないという主張が、言語伝達における言語の役割について知られているところとかなり整合性をもっているということである。
 人は思考を思い抱くのであって文の意味表示を思い抱くのではない。文の意味表示は決して意識の表面には現れてこない心的対象物である(235頁)。