2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

三上寛

ようやっと三上寛ワールドを実感。誰もよせつけないような雰囲気がステージにただよう。昔よりも、三上寛の世界が自分にしっくりくるようになってきたのはなぜだろうか? 馬銜っ主(DVD付)アーティスト: 三上寛出版社/メーカー: CHAOTIC NOISE RECORDINGS発売…

絀川の宗教

ペーパーバック版の前書きはいかにもベラーらしいかと。あとは、パーソンズの図式を使わないでくれれば。 一人一人の集合体に対する特殊主義的なむすびつきは、集合体の長に対する忠誠として象徴される。---。この忠誠は、その人物が誰であるかを問わず、集…

和辻哲郎

この点はもっとも。「和辻のいう「間柄」は元来「人と人の間」を意味するにもかかわらず、彼はそれを直ちに統合された「全体性」と置き換えてしまっているのである」。「和辻では個人的主体の立場が全く切りすてられているため、「了解」という彼の方法その…

サルビアつながり

取り入れ

ベイトソンはアルコール依存症患者によく見られるものとしてシンメトリックな関係を取りだしてみたわけだけれど、あれって考えてみれば、妄想-分裂態勢へ退行として理解できるのではなかろうか。要するに、真似っこ遊びをしているわけですな。互いに同じこと…

和辻哲郎

加藤周一は『日本精神史研究』後書きで和辻は1930年代に転向していたと述べる。湯浅氏がやはり和辻に変化をみる論文は1937年発表の「文化的創造に携われる者の立場」である。ここでは日本の世界史的使命のようなことが言及されている。ちなみに、この手の話…

小野瀬雅生ショー

連想ゲーム。CKBを聞いて最初に連想する洋楽のバンドはなんだろうか?私の場合、イアン・デュリーとブロックヘッズなのである。ま、こぶしのまわる洋楽っぽい音楽というGSとかのつながりもあるだろうけど、それ以上にバックの演奏がとても洗練されているの…

和辻哲郎 

長いよ、この本。しかし、政治的ナショナリズムと文化的ナショナリズムを区別して、後者に和辻をふりわけたところで、和辻を救うことができるのだろうか。かりに、このような区別をなしたところで、文化的ナショナリズムが政治的ナショナリズムの資源となる…

ルー・リード

Thank you

訴訟

『審判』の末尾を読み返したくて、この本で開いてみる。学生時分、カフカやカミュ、あるいはゴダールあたりの紹介はしばしば人間の不条理を描いたものだとまとめられていて、それって何の説明にもなってないやんかと思っていた。そのうちこの「不条理」って…