2008-01-24から1日間の記事一覧

鶴見和子・市井三郎編『思想の冒険』

色川大吉「近代日本の共同体」 ここでは、村落共同体を日本的ファシズムの温床とみるような見解にたいする異議が展開される。まず、そのポイントは、「擬制地域共同体である村落自治体」と「部落」(伝統的な小地域共同体)の区別して、(当時)解体しつつあ…

宇多田ヒカル

ふと気になり、すっごく久々に聞き返してみたら、やっぱりよくできてると思った。しかし、もう10年近くになるのですね。First Loveアーティスト: 宇多田ヒカル出版社/メーカー: EMI Records Japan発売日: 1999/03/10メディア: CD購入: 3人 クリック: 146回…

大塚久雄『共同体の基礎理論』

前述の「思想の冒険」グループあたりが論敵としていたであろう大塚の議論をおさらい。封建的な生産様式が崩壊し資本主義的な生産様式に移行にするにあたっては、「共同体」の崩壊が伴う。共同体には「土地の共同占取と労働用具の私的占取」という「固有の二…