ザ・デクライン:ザ・メタルイヤーズ。

 80年代に後半に化粧をした美形をならべてバカ売れしたLAメタルというのがあったけど、メタルにしてはポップな音楽性もセックスばかり扱った歌詞にもまったく興味を持てなかった。ま、もともとメタルって基本的にはあまり聞かないのでよく知らないのです。で、そうしたLAのメタルシーンを取り上げたドキュメンタリーである。一方で、アリス・クーパーとかキッス、エアロスミス、オジーレミーとか先行世代の発言と対比させるように、LAからでて売れたポイズンとか、地元の売れないバンドやってる連中やファンのインタビューが映し出される。すごく、対照的なイメージを与える。
 しかし、当時、なんでこんなくだらないセックスネタばかりと思っていたけど、当時のLAでは、単なるグルーピーでは済まないぐらい女性の支持層がいたみたいですね。グラムロックを批判してたけど、化粧して作り上げる彼ら、あるいは彼女らの姿には中性的なイメージがつきまとう。そんななかで、威勢の発言も出てくるけど、とりわけ、成功できない面々からはネガティブな本音のような発言も出てくる。最後に、メガデスが本物感がある感じ出てくるがほとんど聞いたことないんだよね。ここにマーティ・フリードマンが加入するわけですね。当時のLAの音楽シーンの一端がよくわかる面白いドキュメンタリーではありました。


ついでに、こんなことでもないと調べないので、アクセル・ローズAC/DCに参加するとどんな感じになるのかちょっと見てみましょう。まあ、ブライアン・ジョンソンがあのヴォーカルを続けるのは大変だよね。その前は、ボン・スコット。この二人のあいだにの違和感より今回の方が大きいだろうな。

ついでに、ブライアン・ジョンソンAC/DCに参加する前に所属していたジョーディーは一般にグラムロックの扱いでしたね。ただ、このヴォーカルは好きだった。