一般言語学の諸問題

 いまから思えば、スペルベル&ウィルソンの発話行為論の分割は、基本的にはバンベニストの議論を踏襲したものなんだな。で、上記議論に違和感を覚えるのは、実は、バンベニストの線引きと一致しなくなるからである。また、バンベニストは人間の言葉の特徴を単にコミュニケーションにおくのではなく、それが経験の代用物になるというところにも求めているな。

一般言語学の諸問題

一般言語学の諸問題

知らないうちに2巻の翻訳も出ていたのですね。
言葉と主体――一般言語学の諸問題

言葉と主体――一般言語学の諸問題