いまから思えば、スペルベル&ウィルソンの発話行為論の分割は、基本的にはバンベニストの議論を踏襲したものなんだな。で、上記議論に違和感を覚えるのは、実は、バンベニストの線引きと一致しなくなるからである。また、バンベニストは人間の言葉の特徴を単にコミュニケーションにおくのではなく、それが経験の代用物になるというところにも求めているな。
知らないうちに2巻の翻訳も出ていたのですね。- 作者: エミール・バンヴェニスト,阿部宏,前島和也,川島浩一郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/10/31
- メディア: 単行本
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