春風亭昇太独演会オレスタイル - ミズラモグラの巣で

　久々に行ってみた昇太独演会。開口一番は「転失気」、この人のしゃべりぐせちょっと耳障り。でも、後から思うと師匠と似てるところもあるな。で、その昇太師匠の方は、「二十四孝」と「品川心中」、中入り後に「不動坊」。なんとすべて古典だった。中入り後の方が調子がよかったと思うし、持ち味がいちばん出ていたような気がする。「品川心中」なんてやるんだと思った。この噺は、これまで聞いてきた昇太の噺とはいささか違って地のしゃべりが入る。とにくに、描写するとことかはちょっとと思ったら、本人も苦手だと言ってた。突き落とされて親分の家にたどりつくとこまでやったけど下げまではやらなかった。いろいろ挑戦してるんですね。