いわゆる桂園時代前後のお勉強にはよいな。基本的には伊藤博文を受け継ぐかたちで、政友会の領袖となり、元老になっても政党政治を守ろうとしたけど、政党時代が駄目になっていく一方、西園寺が望んでいた元老の機能の弱体化・終焉は御前会議の復活という皮肉な形をとることになる。政友会の政策って昔ながらの自民党のパターンを作ったわけね。天皇に「御前会議」で発言するなと助言したのは西園寺だとのこと。
- 作者: 岩井忠熊
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/03/20
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