ついでにこれも。対談だけだと、とりわけ各著者の本に親しみがないと、何を言ってるか中途半端な感じが残ると思う。それは、後半の論文やそれぞれの著書で確認していくしかないかな。基本的な流れは、得宗専制がうまくいかなくて、後醍醐がまた専制政治を始めようとするがこれもうまくいかなくて、尊氏・直義の二党政治でまた混乱を来し、義満は専制政治をめざす。南北朝の動乱のなかで、惣・惣中という自治的な村落が形成されてくる。武士団も一揆をむすび地域的権力の形成に向かう。
- 作者: 佐藤進一,笠松宏至,網野善彦
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1999/02/01
- メディア: 新書
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